日本学術会議会長談話 STAP 細胞をめぐる調査・検証の在り方について 日本学術会議は、 声明 「科学者の行動規範-改訂版-」 (平成 25 年1月 25 日) や、提言「研究活動における不正の防止策と事後措置-科学の健全性向上のた めに-」 (平成 25 年 12 月 26 日)を公表し、科学研究の健全性向上に努めてき ました。しかし、再び、今回のような日本の科学界に対する信頼を国内外で揺 るがす問題が発生したことは、その努力が未だ十分ではないことを示している ものと改めて認識し、健全性向上のために一層の活動を行わなければならない と考えます。その上で、本件について、まずは当該機関による調査によって、 真実が早く明らかになることを強く期待します。 本件では、本年1月 29 日に理化学研究所から、生命科学分野における画期的 研究成果として、 STAP 細胞作製の成功に関わる論文の報道発表が