月給から残業代や手当を除いた去年の賃金は平均で30万円余りと2年連続で増えたことが、厚生労働省の調査で分かりました。中でも女性は24万円余りと、これまでで最も高くなっています。 その結果、フルタイムで働く正社員の賃金は平均で32万1100円、非正規労働者の賃金は20万5100円で、全体の平均は30万4000円と前の年より4400円増え、2年連続で増加しました。 また、男女別では、男性は5500円増えて33万5100円、女性は4000円増えて24万2000円でした。女性の賃金は、今の方法で調査を始めた昭和51年以降、最も高く、男女間の格差も男性を100とした場合、女性は72.2とこれまでで最も小さくなっています。 このほか、短時間勤務やパートで働く人の1時間当たりの賃金も1059円と過去最高になりました。 厚生労働省は、人手不足を背景に大企業から中小企業まで賃上げの傾向がみられるとしたうえで