英国政府が進めているIT関連プロジェクトの8割が、プロジェクトに関わるフリーランスの撤退によって遅延しているという(Register、Slashdot)。 英国では、「偽装雇用」による課税逃れを防ぐために「IR35」という制度が導入されているそうだ。英国でこの制度の適用が厳密になった結果フリーランスが支払う税金が増え、その結果プロジェクトから降りるフリーランスが増えたという。 ただ、フリーランスの「脱落」は予想されていたよりは少なかったとのことで、また賃金の割り増しを要求しているフリーランスもいるという。 この影響で、政府のITプログラムの4分の1が危険に陥っているという。この中には英国の歳入税関庁の2億2,000万ポンド予算の税金プログラムや司法省の3億8千万ポンドの電子監視プログラムなどが含まれている模様。