米国ウェストバージニア州にある超高感度の電波観測所、グリーンバンク望遠鏡。駐車しているバスと比較すると、その大きさが実感できる。(PHOTOGRAPH BY NRAO/AUI, REUTERS) 遠い宇宙で何かが生まれ、その謎に満ちた物体が宇宙空間に向かって繰り返し膨大なエネルギーを送り出している。 その物体が何なのかは明確にはわかっていないが、科学者らはこの現象を「高速電波バースト(Fast Radio Burst)」と呼んでいる。持続時間はほんの一瞬だが、非常に強力な電波の放出だ。先日、天文学者らが、30億光年かなたにある銀河から繰り返し発生する高速電波バーストを観測した。 地球外生命体探査プロジェクト「ブレークスルー・リッスン」に参加している科学者らが今回の発見に至ったのは、幸いなことに、彼らには見るべき場所がよくわかっていたためだ。研究チームは、米ウェストバージニア州にあるグリーン
<今、韓国の女性たちを不安に陥れているのは、巨大なミサイルなどではなく、手のひらに収まるものだ──> 「開封後、レシート無しでも関係なく返金致します」。謝罪と共に無条件返金を発表したのは、韓国の生理用ナプキン「リリアン」を発売したケックッタンナラ(日本語訳で「綺麗な国」)社だ。現在、韓国の女性たちはこのリリアン事件で憤慨し、同時に不安に陥っている。 元々、このケックッタンナラ社は2016年「大韓民国ファーストブランド大賞」で4部門に商品が選ばれるなど、消費者から人気の高い使い捨て紙製品を提供し続けていた。特に、赤ちゃん用ウェットティッシュやメイク落とし用ティッシュ。そして、おむつや生理用ナプキンは、韓国のみならず中国でも有名で高い売り上げを上げていた。 特に今回問題となっているリリアン生理用ナプキンは、製品の質もさることながら、「なぜか使うと生理期間が短くなる」「量が減る」といった効果があ
一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF 世界の海水から採取する食用塩のほぼすべてに、微細なマイクロプラスチックが含まれていることが、複数の研究で判明した。米国での研究では食品ストアで普通に販売されている食塩すべてから検出した。スペインの調査でも、すべての食塩から、ペットボトル原料のポリエチレンとテレフタレートを検出した。海塩は世界のどこでも同様にプラスチック汚染されているとみられる。現時点では、健康への影響は不明。だが、汚染の広がりは明瞭だ。 先に、マイクロプラスチックによる環境汚染が、世界の水道水に広範囲に及んでいることが報じられた。http://rief-jp.org/ct12/72488?ctid=65 今回、ほぼすべての食塩に汚染が広がっていることがわかったことで、マイクロプラスチック問
iPS細胞研究基金は2009年の設置から10年以上が経ち、研究活動への資金援助や優秀な人材の確保など、iPS細胞研究を推進する大きな役割を果たしてきました。 iPS細胞研究所(CiRA)は日本のiPS細胞研究を先導する研究機関として、引き続き革新的な基礎研究と、多くの難病やケガを治療できる新しい医療の実用化を目指してまいります。 iPS細胞は、今後の医療に大きな影響を与え、誰もがその恩恵を受ける可能性のある新しい技術ですが、医療応用までには長い時間と多くの研究費を要します。一日も早い成果を目指しながらも、一歩一歩着実に進めてまいります。 皆様からのご支援は、次世代を担う優秀な研究者の積極的な登用や育成、知財の確保・維持の費用などに大切に使わせていただきます。 どうか、皆様のあたたかいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 領収証書の必要な方は、下記の方法で ご寄付のお手続きをお願
スウェーデンに暮らす1頭の真っ白なヘラジカ(ムース)が話題をさらっている。スウェーデン南西部ベルムランド県の水辺にいるところを地元の政治家が撮影した。 地方議員のハンズ・ニルソン氏はスウェーデンのラジオ局「Sverige Radio」の取材に対し、1人の自然愛好家として、この珍しいヘラジカを動画か写真に収めようとたびたび試みていたと説明している。そして、3年のときを経て、浅い川を渡り、草むらに入っていくヘラジカの素晴らしい動画を撮影することに成功した。動画を見る限り、このヘラジカは全身が真っ白で、雄々しい枝角にいたるまで、柔らかいベルベットのような白い毛に覆われている。(参考記事:「【動画】極めて珍しい白いオランウータンを保護」) ただしこの個体は、先天的に色素が欠乏するアルビノ(先天性白皮症)ではない。アルビノでは、瞳も淡い色かピンクがかった色になるためだ。ヘラジカの場合、劣性遺伝子の影
蚊が媒介するウイルス性の熱性・発疹性疾患であるデング熱は、患うと時には生命を脅かすこともある感染病です。フィルピンでは、毎年、このデング熱によって小さな子供を中心に約22,500人が命を落としています。 そんなデング熱の感染を少しでも予防するために、フィリピンのマニラ首都圏で浄水や下水処理サービスの提供を行っているマイニラッド社が、オリジナルの“蚊とりボトル”を開発し、市民に配布しました。 同社は“蚊とりボトル”セットを何百人もの市民に配布し、組み立て方を教え、各々軒先に配置してもらうよう呼びかけたのです。 結果、“蚊とりボトル”は大きな効果を上げ、世界保健機構西太平洋事務局がまとめた2013年2月のデング熱流行状況によると、フィリピンでのデング熱感染例は前年同月比55%も減少し4866件となり、致死率も前年同月比38%減少しました。 蚊による病気の媒介は、実はとても深刻で、下の画像でもわ
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