日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。
テレビ番組「ハーバード白熱教室」で知られる哲学者、マイケル・サンデル米ハーバード大教授の新刊邦訳「実力も運のうち 能力主義は正義か?」(鬼澤忍訳、早川書房)が14日、刊行される。人は出自によらず、努力と才能次第で成功できるという考え方が暴走し、エリートに傲慢を、その他大勢に屈辱と怒りを生んでいると指摘する。社会を分断しかねない状況にどう向き合うか、著者に聞いた。――執筆のきっかけは。「トラン
高額の手術支援ロボットの価格が大幅に下がる可能性が高まってきた。億円単位の導入費用がかかっていた米社の「ダビンチ」が市場をほぼ独占していたが、主な特許が切れたことで開発競争が加速している。新興勢は価格をダビンチの数分の一に抑える製品も投入。医療現場でロボット活用が加速すれば、医師や看護師の負担軽減にもつながる。東京・お茶の水の東京医科歯科大学。研究所ではブタを使ったロボット手術の実験が続く。操
三井住友カードは中小事業者向けにクレジットカードの決済手数料を最低2.7%に下げる。一般的に3~5%とされるカード業界でもっとも安くする。三井住友カードに続いて値下げが広がれば、大手に比べ遅れている中小のキャッシュレス化が進む可能性がある。カードなどのキャッシュレス決済は大手で普及する一方、中小は決済手数料が負担になるとして導入をためらうケースも多い。政府が2019年10月の消費増税に合わせて
あなたの身の回りの規制は現実に則していますか――。11月12日、インターネット通販「楽天市場」で、商品の一つである大型テレビの価格が目まぐるしく動いた。午前9時すぎ、一部の出品者が20万円前後だった価格を3万~4万円引き上げると、1時間以内に全出品の41%が追随した。3日後、今度は約2万円値下げしたところ、同じく41%の商品の価格が引き下がった。ECサイトを調査するバリュース(東京・渋谷)の高木正良氏は「相手の値動きに合わせて自動で価格を変えるソフトウエアの存在が背後にある」と語る。ソフトによる自動値付けは米アマゾンでは出品者の3割超が採用しているとされる。すでに身近な存在だ。【関連記事】大断層の先に目を凝らす 「パクスなき世界」を考えるDX時代の覇権、技術だけでは握れない 伊藤亜聖氏デジタルシフトが招く長期停滞に懸念 竹森俊平氏伊ボローニャ大のエミリオ・カルバノ准教授らの実験では、複数の
あなたは進歩を歓迎しますか――。「壊滅的な打撃だ」。英西部ウェールズのスケーツ経済相は危機感をあらわにした。約40年にわたって地域経済を支えてきた米フォード・モーターのエンジン製造拠点、ブリジェンド工場が2020年9月に閉鎖になったときのことだ。【前回記事】18世紀後半から始まった産業革命。ウェールズは産炭地としてエネルギー供給で貢献した。フォードは100年前に世界初の量産車を世に出した20世紀を代表する企業だ。産業構造の転換期、ともに岐路に立つ。大量生産を通じ物質的な豊かさをもたらした製造業は、社会の安定と繁栄を支える力を失いつつある。英国では1960~70年代に雇用全体の3割近くを占めたのが近年は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く