[10日 ロイター] - AP通信によると、国際航空宇宙工業会協議会(ICCAIA)は、旅客機によるリチウム電池(リチウムイオン電池およびリチウム金属電池)の大量輸送の禁止を求める文書をまとめた。「容認しがたい」発火リスクがあるとしている。また貨物機で電池を輸送する際の梱包および取扱い規制の強化も求めているという。 ICCAIAには米ボーイング、欧州のエアバス・グループ、カナダのボンバルディアなど主要航空機メーカーが加盟している。 世界のパイロット10万人以上が加盟する国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA)も、文書のとりまとめに加わった。 文書は、コンテナに入れられたリチウム電池が過熱すると爆発性のある気体を放出するとする米連邦航空局(FAA)の実験を引用。実験では、コンテナ内に気体がたまって爆発と激しい発火が起こり、航空機の消火システムでは消化できなかった。 APによると、米デルタ