4月の視察で改めて感じたことですが、ヨーロッパ各国のリーグで活躍する日本人選手を見ていると、彼らが何を武器に戦っているかがよく分かります。対峙(たいじ)する相手は自分よりサイズは大きいしパワーもある、アグレッシブでもある。そういうタフな環境に適応するうちに自分たちの特徴により磨きがかかったのでしょう。 ドイツのブンデスリーガは試合の質自体が相当上がっていると感じました。優秀な外国人選手が大量に流入してレベルを押し上げているのだと思います。その外国人選手の中に日本人選手が含まれていることを素直に喜んでいいでしょう。日本人選手のレベルの高さは今やドイツのみならず、ヨーロッパ中が認め始めています。 日本人選手に共通するのは、スピーディーにプレーしながらでも精度が落ちない技術を持っていることです。それがチームにプラスになると監督に重宝がられている。日本でしっかりとした技術を身に着けた上でヨーロッパ