6月時点で-10.7%、9月時点では-17.6%と、大きく落ち込んでいたJ1の観客動員。終盤戦の盛り上がりでやや巻き返したものの、それでも-14.2%という非常に厳しい数字となってしまった。 マイナスがここまで大きくなってしまった要因はやはり、東日本大震災だろう。鹿島がリーグワーストの-22.9%を記録し、昨季から順位を10上げ、4位に入った仙台が1割近い減少。震災の影響でアウェイへ遠征するサポーターの数が減ったことも容易に想像できる。また、FC東京不在の減少分に加え、昇格組による上昇分が昨年に比べて小さかったことも原因の一つ。意外だったのは甲府で、昨季J2で最多の動員を記録したにしても、J1昇格でマイナスになるというのは予想外であった。 浦和、新潟という上位2チームは不動の存在であるが、いずれも近年観客の減少が続いている。特に、観客動員における“優等生”といわれてきた新潟は、これで6年連