東京都の猪瀬直樹知事(67)宛てで26日午後、都庁に届いた封筒に、カッターナイフの刃のようなものが入っていたことが、警視庁への取材でわかった。新宿署が脅迫容疑を視野に捜査している。 署によると、封筒には長さ約12センチのカッターナイフの刃のようなものが2枚入っていたが、手紙はなかった。封筒の裏側に実在する右翼団体名だけが記されていた。署は、何者かが団体名をかたった可能性もあるとみている。 都秘書事務担当課によると、封筒には新聞紙を切り抜いた文字で「猪瀬知事」と貼られ、都庁の住所が手書きで書かれていた。切手も貼られていた。都は26日午後、署に相談したが、被害届は出していないという。