投手と打者との二刀流を続ける日本ハムの大谷翔平選手をめぐり、大リーグ関係者の間で獲得に向けた水面下の動きが早くも活発化している。大谷の登板日には多くの関係者が集結。シーズン中にもかかわらず、大物代理人が右腕目当てに来日した。活発化の背景には、2016年オフに見直しが迫る現行のポスティングシステム(入札制度)の存在がありそうだ。 東京ドームで2日に行われた日本ハム-ロッテの一戦。先発マウンドに上がった大谷を目当てに、ヤンキースなど大リーグ球団関係者約20人がバックネット裏に集結。スピードガン片手に、21歳の一挙手一投足を細かくチェックする光景が恒例となっている。 今月上旬には、多くの大リーグ選手を顧客に持つ代理人のスコット・ボラス氏が来日。ボラス氏は松坂(現ソフトバンク)のレッドソックス入団時に代理人を務めたことでも知られ、9日には日本ハムの本拠地・札幌ドームにも足を運んだ。表向きは日本ハム