NTTドコモが携帯電話にソニーの非接触ICチップ「FeliCa」を搭載し、おサイフケータイ(iモードFeliCa)サービスを開始したのは2004年の7月10日。それに先立って行われた発表会で、当時iモード企画部長だった夏野剛氏は「iモード登場以来の大きな進化」と宣言し、携帯電話の生活インフラ化への先鞭をつけた。 それから5年。おサイフケータイは今や携帯電話には必須の機能となり、ドコモだけでなくauやソフトバンク、ウィルコムのケータイにも広がった。使える場所もコンビニエンスストアやファストフード店からカラオケ店、デパート、電車・バス・タクシーなどの交通機関、自動販売機など、さまざまな分野に拡大している。また、まだ用途は決済や会員証としての利用が主流だが、最近はクーポンや機能設定時の情報交換、鍵、CRM(顧客関係管理)などにも活用され始めている。 そんなおサイフケータイの登場5周年を記念し、ド