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2006年11月20日のブックマーク (2件)

  • Krafty | 『g:neo』総評

    ファック文芸部の『g:neo』を読んだ。 言うまでもないことだが、虚言とは自分が思っていないことを言う、というだけのことを意味しない。ふと思いついたことを語ってしまった時にそれが世間一般的に道理が通るものであるのかないのか、後者であるとしたら何故そのようなことを思いついてしまったのか、それを書くものは自問する必要に迫られる。それはその虚言を虚言として済ませるのではなく一応は他者の前に晒してしまうことの責任を取るという手続きを踏まえないといけないからでもあるし、それ以前の問題として来考えてもいなかったもの、自分ではない自分というものを確認するとは新たなる自分を見出すプロセスでもあり、自明であるはずの自分という概念を揺さぶられる体験でもあるはずだからだ。私の中には自分がよく把握出来ている私ではなく、自分でも把握出来ていない自分が存在する。その自分でも把握出来ていない言葉に突き動かされるよ

    azmin
    azmin 2006/11/20
  • 超映画批評『バタフライ・エフェクト』99点(100点満点中)

    『バタフライ・エフェクト』99点(100点満点中) 運命に挑戦した男の切ないラブストーリー アシュトン・カッチャー主演のタイムスリップ系サスペンス。アシュトン・カッチャーは米国ではTVのバラエティ番組等に出演し、アイドル的人気を博す若手俳優だが、日ではそれほど知名度が高くない。『バタフライ・エフェクト』は非常にシリアスで感動的な物語であるのだが、多くの日人にとっては主人公役の彼に対する先入観がないであろうから、よりニュートラルに作を楽しめると思う。そうした点まで含めて判断した高得点である。 主人公(A・カッチャー)は少年時代、記憶が時折ブラックアウトする症状に悩まされていた。成人後はすっかりよくなったかに見えたが、ある日当時の日記を読み返した彼は、失った記憶を突然取り戻した。しかもその恐るべき記憶を、彼はあとから変更する事ができるのだった。 さて、現在もこの主人公は、幼馴染の少女に恋

    azmin
    azmin 2006/11/20