大学構内に住み着いた野良猫を、地域猫ならぬ〝大学猫〟として世話するサークル活動が全国に広がりつつある。1999年、東京・早稲田大にできた「わせねこ」が始まりとされ、猫と人間が共生できる環境づくりを目指す。先輩から後輩へ、学生ならではの活動の継続性も強みだ。 ------------------------------- 活動はまじめかつ地道だ。8匹の大学猫一匹一匹に名前を付け、増減を把握する。餌やりでは適量に気を使い、ふんの処理も日課。殺処分につながる繁殖を防ぐため不妊去勢手術はするが、猫を〝ペット〟のように慣らすことはせず、適度な距離を置いて見守る。 ------------------------------- 立命館大衣笠キャンパス(京都市北区)で活動する「RitsCat」は2011年の発足。初めは職員数人が世話していたのを、学生が引き継いだ。こちらも猫好きに人気で、今春も四
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