Go 言語コンパイラのバージョン 1.11から搭載された「モジュール対応モード」だが,少し試してみてそれなりに使えそうなので,この記事である程度まとめておくことにした。 これからも何かあればこの記事に加筆・修正していく予定である。 なお,モジュール対応モードは 1.11 時点で preliminary support に過ぎないため,以降のバージョンで大きな変更が行われるかもしれない。 したがってこの記事はバージョン 1.12 以降で大幅に書き替える可能性がる。 用語の整理 まず最初に用語の定義をしておく。 GOPATH モードとモジュール対応モード バージョン 1.11 以降からは Go 言語コンパイラは以下の2つのモードのどちらかで動作する1。 GOPATH モード (GOPATH mode) : バージョン 1.10 までの動作モード。標準ライブラリを除く全てのパッケージの管理とビル