25日午前5時20分頃、愛媛県伊予市双海町(ふたみちょう)のJR予讃線高野川―伊予上灘駅間で、松山発伊予長浜行き回送列車(1両)が、線路をふさいだ土砂に乗り上げ、前輪が脱線した。 運転士にけがはなかった。JR四国によると、現場は単線で、線路脇の山肌が幅20メートル、高さ10メートルにわたって崩れ、土砂約500立方メートルが流入したという。 この事故で、JR四国は同線伊予市―伊予長浜駅間で始発から運転を見合わせ、バスで代行運転している。復旧の見通しは立っていない。国土交通省運輸安全委員会は現地に調査官を派遣する。