東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本が相次いで破られた事件で、逮捕された男が動機について「アンネの日記はアンネ自身が書いたものではないことを批判したかった」という趣旨の供述をしていることが、警視庁への取材で分かりました。 警視庁はさらに調べを進めるとともに、供述などに不可解な点もあることから、男の刑事責任能力についても調べています。 この事件は、東京都内の図書館などで「アンネの日記」などの本、300冊以上が破られているのが見つかったもので、このうち先月5日に東京・杉並区の図書館に侵入しアンネの日記などの本23冊を破ったとして、東京・小平市の36歳の無職の男が器物損壊と建造物侵入の疑いで警視庁に逮捕されました。 男は容疑を認め、「多くの図書館でもやった」と供述しているということで、警視庁は一連の事件に男が関わっているとみています。 警視庁は男の動機を捜査していますが、その後の