民主党の山井和則衆院議員(京都6区)が自身の資金管理団体「やまのい和則と日本の未来を創る会」に、個人による寄付の限度額を超える1080万円を寄付したと平成24年の政治資金収支報告書に記載していることが22日、分かった。政治資金規正法の「量的制限」に抵触する可能性があるが、すでに時効(3年)が成立している。 報告書によると、山井氏は24年2月~12月にかけ、自身の資金管理団体に対し、計1080万円を13回に分けて寄付していた。 規正法は資金管理団体への寄付について年間1千万円の総枠制限を設けている。ただ、議員が政党から受けた寄付金を、自身の資金管理団体に再度、寄付する「特定寄付」であれば、制限が適用されないとの例外規定がある。 産経新聞の取材に対し、山井氏の事務所は当初、「特定寄付にあたるため問題はない」と主張。しかしその後、2回分の計110万円については「貸し付けとして処理するものが事務的