18日に行われたJ1昇格プレーオフでは、大分と千葉が勝利して23日の決勝に駒を進めました。J2最終節からこのプレーオフでは、相手との勝ち点差や得失点差、レギュレーションによって「条件付きの戦い」が続いているわけですが、今回は僕が監督をしていた昨季の最終節を例に、その難しさ、おもしろさについてお話したいと思います。 ■複雑な状況で迎えた2011年のJ2最終節 昨季僕が監督を務めていた徳島は、4位でJ2リーグの最終節を迎えました。2位の鳥栖は状況的にほぼ昇格が決まっていて、J1昇格圏である3位を札幌と徳島が争う構図です。 最終節を迎える時点で、うち(徳島)と札幌は同じ勝ち点だった。札幌は得失点差で徳島より+2という成績で3位、徳島は4位でした。札幌と徳島が両方勝つとなれば、徳島は札幌よりも2点以上多くの点差を付けて勝たなければ昇格できないというシチュエーションでした。 「条件付きの戦い」の中で