27年間、愛知県警設楽署管内の駐在所に勤務した三輪駐在所の巡査部長、山本勝巳さん(65)が3月末、引退する。同じ署の管内で「駐在さん」として勤めた期間は、県警で歴代3番目の長さになる。「誰とでも本音で付き合う」を信念に、住民一人一人に向き合い、「やまちゃん」と親しまれてきた山本さんは、使うことのないまま手錠と拳銃を返却する駐在生活に誇りを感じている。(成田沙季) 【写真】感謝状を受け取った山本さんと設楽署から贈られた似顔絵を持つ礼子さん(15日、設楽署で) 警察官になったのは、1977年6月。配属された警察署の地域課員として、交番やパトカーでの勤務に汗を流した。元々、人と話すことが好きで、社交的な性格と自認していた。より地域住民に密着した仕事がしたいと思い、住み込みの駐在所勤務を希望した。 念願がかなったのは、拝命から20年後のことだった。97年に東栄町の振草駐在所(2010年に廃止)に異
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