神戸市議会の自民系会派が、政務活動費(政活費)で業者に不透明な調査を委託していた問題で、委託の窓口だった大野一市議(62)=現在は別会派=が、会派「自民党神戸」が平成22~26年度に政活費約1130万円を支出した大阪市の業者への調査委託について架空だったと認めたことが29日、分かった。 調査を進める同会派の元団長、浜崎為司市議(67)=同=が同日の代表者会議で、大野市議や委託した業者に弁護士を通じて聞き取りをした。 大野市議はこれまで「調査はやった。きちんと説明できる」としてきたが、浜崎市議らの聞き取りで、大阪市の業者への委託については「全て嘘だった」と証言したという。 また、同会派が22~26年度に政活費約270万円を支出した神戸市の業者への委託について、大野市議は「調査はした」と説明しているが、この業者との仲介役の男性は「調査を頼まれた認識はない」などと話しており、浜崎市議らは今後も調