前回、日本競馬ができるまでを紹介しました。戦後にできた日本競馬の歴史は現在まで継承されています。 sportskansen.hatenablog.jp しかし競馬のシステムができてめでたしめでたし…では終わりません。 そこで今回は、激動の戦後を生き抜いてきた地方競馬の歴史を紹介します。 1.戦後の躍進と忍び寄る反社会勢力 2.オグリキャップブーム、そしてバブル崩壊 3.地方競馬を救うIT技術 4.まとめ 1.戦後の躍進と忍び寄る反社会勢力 戦後、全国には地方競馬場が61ヶ所もありました。 それらは1948年に公営化が行われましたが馬不足が深刻で、馬籍登録を偽って走らせるところもあるなどめちゃくちゃでした。 更に競輪、オートレース、競艇が相次いで始まり、競馬は時代遅れとみなされ一気に淘汰されていきました。 そんな苦しい状況の中で躍進を見せたのが、関東の地方競馬でした。 大井、川崎、浦和、船橋
