独ゲッティンゲン近郊のノイハウス野生動物公園で飼育されているオオカミ(2019年2月3日撮影、資料写真)。(c)Swen Pftner / dpa / AFP 【5月2日 AFP】愛犬のかわいさを自慢するときに、「自己中心的」という言葉がまず頭に浮かぶ人はいないだろう。だが、犬は思いやりのある動物だとの評判は、1日に米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に発表された研究論文によれば、全くの幻想かもしれない。少なくとも犬同士ではそうだという。 【編集部おすすめ】世界で愛される野生動物、人気が絶滅の一因に 研究 オーストリア・ウィーンにあるオオカミ科学センター(Wolf Science Center)では、タッチスクリーンを使った実験を重ねた結果、同じように群れの中で育った場合、犬よりもオオカミのほうが群れの仲間に献身的になることを発見した。 まず研究チームは、オオカミと犬をそれぞれ訓練し