北海道の帯広保健所管内に住む80代の女性が、自宅に生えていた有毒なイヌサフランの球根をイモと間違えて食べ、今月14日に亡くなっていたことがわかりました。北海道は、食用の植物と判断できない場合は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。 その後、女性の自宅の敷地で、イヌサフランが確認されたことや、警察の司法解剖で女性の体内から有毒成分が検出されたことから、保健所はイヌサフランによる食中毒と断定しました。 保健所によりますと、家族の話から女性はイヌサフランの球根をイモと間違えて煮物にして食べていたということです。 イヌサフランは、花の観賞用に植えられますが、葉や球根には有毒な成分が含まれていて、誤って食べると、おう吐や呼吸困難を引き起こし、死亡することもあるということです。 保健所は、観賞用の植物と食用の植物は必ず分けて植え、食用の植物と判断できない場合や、植えた覚えがないものは絶対に食べない