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主題歌とシンガーソングライタに関するbandshijinのブックマーク (9)

  • 井上陽水『リバーサイドホテル』不敵な濡れ場

    私が井上陽水『リバーサイドホテル』を知ったのはテレビだった。 なんの番組だったか忘れた。人による生演奏だったか。同じく、テレビで奥田民生によるカバーの生演奏を観た記憶もそれに混ざる。他の歌手によるカバーも多く存在する。 “ベットの中で魚になったあと”(『リバーサイドホテル』より、作詞・作曲:井上陽水) という歌詞が強烈に残った。なんか、えろい。 でも、単に「寝た(眠った、就寝した)」というだけかもしれない。もちろん、もっと動的なイミでの「寝た」かもしれない。あまり動かずにシてしまうことを「マグロ」なんて表現することもある。ベッドを川に見立てているようでもある。もちろん、そのベッド自体も川沿いのホテルの一室にある……という水場が入れ子になったような設定(「ベッド」でなく「ベット」と歌っているのも気になる)。 リバーサイドホテル どこ モデルは リバーサイドホテルで検索すると各地に実在するホ

    井上陽水『リバーサイドホテル』不敵な濡れ場
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    bandshijin 2021/01/26
    井上陽水『リバーサイドホテル』。各地に同名ホテルがある。モデルがあるとも。単語の意味の重複にクラつく。水にまつわる表現は性的な活動を思わせる。奇しい艶めきを放つ音楽と言葉をタイトルがよく表現している。
  • 小山田壮平『恋はマーブルの海へ』とRayonsのシンセサウンド、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の伏線

    小山田壮平が配信シングルをリリース。 テレビ東京ドラマ25『直ちゃんは小学三年生』エンディングテーマ。初回放送日が配信日でした。 一聴して感じるきらめき、絢爛さ。素敵です。 鉄琴のようなオルゴールのような金属的な芯を感じさせるトーンのメロディが間奏や歌のバックに入ります。ポルタメントする厚みのあるシンセ音がウィンウィンと唸ります。ストリングスのサンプリング音のような? オルガンのようなトーンも左のほうから……といった具合に、シンセ(鍵盤類?)の音作り豊か。 Bass:藤原 寛 Guitar:濱野夏椰 (Gateballers) Drums:久富奈良 (Gateballers、ナツノムジナ) Synthesizer:Rayons Recording & Mixing Engineer:佐藤雅彦 (mixmix.) Mastering Engineer:中村宗一郎 (PEACE MUSIC)

    小山田壮平『恋はマーブルの海へ』とRayonsのシンセサウンド、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の伏線
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    bandshijin 2021/01/12
    小山田壮平、恋はマーブルの海へ。シンセを取り入れた音作りの広がり、心象風景が聴き手を映す歌詞。ドラマ、直ちゃんは小学三年生の台本を読み発想したとのこと。彼の作曲と、周りとの関わりが気持ちいいポップに。
  • 大江千里『格好悪いふられ方』 多重人格のポップソング

    原曲音源よりも半音低い調で歌っている 大江千里の『格好悪いふられ方』を私が認知したのはドラマ『モテキ』だった。2010年の放送が2011年に再放送されているのを見た(確か)。 ドラマの進行に合った選曲? で、「イイ音楽」がたくさん劇中に使われている。主題歌のフジファブリックの『夜明けのBEAT』もこのドラマで繰り返し聴いて好きになった。とにかく主演の森山未來がよく走るドラマだった記憶(『夜明けのBEAT』MVにも彼が出演して走っていたように憶えている)。 大江千里『格好悪いふられ方』は第1話で用いられた様子(Wikipedia)。 音楽 イントロ。A♭キー基準で見たら|Ⅳ→Ⅴ|Ⅵm|とⅣからⅥに向かって上行していくパターン。トニックにⅥmを多用してエモーショナルな雰囲気。あるいはFm調? AメロはA♭調でトニックにⅥmを使っているとも思ったけど、Fm調だろうか。CmではなくC(C7)のコー

    大江千里『格好悪いふられ方』 多重人格のポップソング
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    bandshijin 2021/01/11
    長短の和音が入り混じる。割り切れた明るさ、未練や回顧を感じさせもする。音楽と言葉の振れ幅が大きく魅力。異質な要素が調和・協調してもいる。まるで多重人格のポップソング。大江千里『格好悪いふられ方』
  • Astaire SUEMITSU & THE SUEMITH 末光篤 ピアノ・エンターテイナー

    SUEMITSU & THE SUEMITH『Astaire』(2006) 2000年代 TVドラマテーマ曲 ベストというプレイリストにSUEMITSU & THE SUEMITH『Astaire』があった。 エレクトリックギターの同音連打のカッティングのオープニング。ストリングス。ピアノのストローク。ダブったボーカル。 リフレインするサビの歌い出し。解放感あるコードのうつろいが透き通る。あれよあれよと率いられて、いろいろなところに連れて行かれてしまう感じ。それも、夢のある場所に。 曲名の『Astaire』はフレッド・アステアから。フレッド・アステアはエンターテイメント・スター。アメリカ出身のダンサー・俳優・歌手。 「夢のある場所に次々と連れて行かれてしまう感じ」は、リスナーとして非常に、表現者の的を射た受け取り方かもしれないと我ながら思う。そう、フレッド・アステアがたくさんの聴衆をそうし

    Astaire SUEMITSU & THE SUEMITH 末光篤 ピアノ・エンターテイナー
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    bandshijin 2020/10/29
    木村カエラ『Butterfly』作曲の末光篤。『花嫁は厄年ッ!』(TBSドラマ)主題歌『Astaire』。アニメ"のだめ"Op/Ed。アレンジのセンス、コードワーク、熾烈なピアノプレイ、あか抜けた歌唱のダブサウンド。私はすっかりファン。
  • 『Hey! みんな元気かい?』KinKi Kids、YO-KING 友達に語るように

    KinKi Kidsのシングルとして KinKi Kidsが歌った曲として私は知っていました。2001年11月14日シングル発売、2002年12月26日発売の『F album』に収録されています。1997年に『A album』を出してから、アルファベット順のタイトルでアルバムを出している彼ら。FはAからおよそ5年後、6枚目のアルバム。『カナシミ ブルー (New Mix)』(作詞・作曲:堂島孝平)も収録されています。 アルファベット順のアルバムは2016年『N album』まで出ています(後記:2020年12月23日、『O album』を発売)。アルバムタイトルをつける側としては、悩むことがなさそう。ベストアルバムなどには例外があります。 堂剛が主演したドラマ『ガッコの先生』の主題歌。当時、私は放送を観ていました。記憶がオボロですが、アツい先生のお話だったかと。共演者が竹内結子でした。

    『Hey! みんな元気かい?』KinKi Kids、YO-KING 友達に語るように
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/20
    真心ブラザーズのYO-KING作詞・作曲の『Hey! みんな元気かい?』。KinKi Kidsの歌としてのみ認知しており、YO-KINGの作だったと最近知りました。
  • YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり

    JUDY AND MARYのファンでした。私がはじめて買ったアルバムはJUDY AND MARY『POP LIFE』。佐久間正英プロデュース作。 JUDY AND MARY解散後のメンバーの動きには疎い私。はじめて買ったアルバム『POP LIFE』のとき、私は小学生。それからいろんな音楽を知りました(と言っても、せまい範囲中心にですが)。 YUKIは2002年2月6日にソロで初めてのシングル『the end of shite』を出し、それからひと月ちょっと後の3月27日にアルバム『PRISMIC』を出します。スピッツやクラムボンのミト、亀田誠治ほかが関わってつくられたアルバム。このあたりのYUKIのソロキャリアのはじまりについて、ジュディマリファンの小学生だったあの頃から20年以上経ったいま、ようやく知り始めています。 『歓びの種』(2005)というYUKIの曲がいいなと思っていました。ふ

    YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/19
    感動のYUKIの名曲『歓びの種』。作詞・YUKI、作曲・蔦谷好位置、編曲・島田昌典。いろんな人と携わったり共作したりして送り出される彼女のキャリア、また関わった人のそれ、いずれも私の世界を広げてくれます。
  • 斉藤和義『歩いて帰ろう』Ⅰ—ⅢMとクリシェ

    『ポンキッキーズ』を私は観ていませんでしたが、その存在がつたわってくるのが斉藤和義の『歩いて帰ろう』でした。斉藤和義の公式サイトには(フジテレビ系「ポンキッキーズ」メロディ)と記されています。 1994年6月1日にシングルがリリース。作詞・作曲:斉藤和義。以降、『ポンキッキーズ』以外にもCMやテーマソングとして度々使用されているようです(参考にしたWikipedia)。翌1995年2月1日に出したアルバム『WONDERFUL FISH』に収録されています。 アルバム『WONDERFUL FISH』には、アルバムリリース後の1995年3月1日にシングルカットされた『ポストにマヨネーズ』が入っています。すごいタイトルだし、リアルで具体的な歌詞だなと思いましたが、実体験をもとにして書かれた曲のようです。私の想像を絶するような… アルバム3曲目『歩いて帰ろう』の前、2曲目には『走って行こう』が入っ

    斉藤和義『歩いて帰ろう』Ⅰ—ⅢMとクリシェ
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    bandshijin 2020/10/18
    斉藤和義『WONDERFUL FISH』に収録された『走って行こう』の基本リズムは『歩いて帰ろう』のエンディングのキメのリズムに似ている。タイトルのネーミングも、明らかに自作をネタにしているかのよう。
  • 星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート

    恋のことを考えた。 いや、正確には「結婚」のことを考えた。 結婚相手を、自分で決めていなかった時代があった。 郷土史などを読むに、私の住んでいる地域もそうだったらしい。 親だとか家の者どうしのあいだで、あらかじめ「縁談」が組まれている。 「結婚式の当日に初めて結婚相手の顔を見た」 これは極端な話に思えるけれど、当にあったことなのだ。 現代は、結婚は自分の意志で決めるというのが主な理解だろう。 結婚と恋はちがう 二次元のキャラへの恋というものがある。 二次元でなくともいい。対象が、ドラマなんかに出てくる実在の俳優というケースもあるだろう。もちろん、画面に写ったら二次元だけれど。 “逃げ恥”と『恋』 『恋』(星野源)という楽曲があるなと思った。 たいへん社会に響いた曲で、おとなもこどもも、いろんなところで「恋ダンス」。踊り狂った。(狂ったは語弊があるかもしれない。それくらいに反響が大きかった

    星野源『恋』に寄せて 定型を超えるブルーノート
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    bandshijin 2020/09/11
    逃げ恥、恋ダンス。社会におおきな影響を与えた星野源『恋』。オシャレ4和音を多用した疾走するポップ。二胡が異国情緒を加える。歌詞”夫婦を超えていけ”の「超(こ)」のところでブルーノートを用いている。
  • 谷澤智文の宇宙

    私が谷澤智文を知ったのは、アニメ『君に届け 2ND SEASON』がきっかけだった(その時の彼の名前はカタカナでタニザワトモフミとつづられていた)。アニメのオープニングテーマの『爽風』。 タイトルから受ける印象の通り、気持ちのいいポップだった。ちなみに、このタイトルは『君に届け』の主人公たちの名前の文字を積んでいる(黒沼 爽子、風早 翔太)。さかのぼってみると、すでにファーストシーズンの『君に届け』のテーマ曲を担当していた(タニザワトモフミ『きみにとどけ』)。 『爽風』は彼のアルバム『日に落ちてきた男』(2011)に収録されている。アルバムを購入して聴いてみると、彼の音楽、ことばの幅、奥行き…「スペース」がますます私をとりこにした。 私は当時の恋人と一緒に、彼のライブを観に行ったこともあった。代官山UNITだった。寒色系の12弦エレキギターに6の弦を張って(6の副弦を外して)使用して

    谷澤智文の宇宙
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/10
    アニメ『君に届け』主題歌で知って大ファンになった。タニザワトモフミ→谷澤智文と漢字表記に変えていた。世界旅行を経た彼。タニザワールドの広がりは果てしない。
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