前回は、Windows Server 2008の仮想化機能Hyper-Vの概要について紹介した。続いては、Hyper-Vのインストール時に注意したいネットワーク設定、そして仮想サーバの作成方法について見ていこう。 Hyper-Vのインストール方法 Hyper-Vのインストールは、ほかのサーバ役割と同様「サーバーマネージャ」を利用する。具体的な手順は以下の通りだ。 「サーバーマネージャ」のアイコンを右クリックして「役割の追加」を選ぶ 役割として「Hyper-V」を選択する(画面1)
前回は、Windows Server 2008の仮想化機能Hyper-Vの概要について紹介した。続いては、Hyper-Vのインストール時に注意したいネットワーク設定、そして仮想サーバの作成方法について見ていこう。 Hyper-Vのインストール方法 Hyper-Vのインストールは、ほかのサーバ役割と同様「サーバーマネージャ」を利用する。具体的な手順は以下の通りだ。 「サーバーマネージャ」のアイコンを右クリックして「役割の追加」を選ぶ 役割として「Hyper-V」を選択する(画面1)
コード名「Vail」と呼ばれていたマイクロソフトのホームサーバー向けOS「Windows Home Server」の最新版「Windows Home Server 2011」(以下WHS2011)がまもなく登場する(編注:現地時間の3月29日に製品版相当となるRTM版が公開された)。今回はWHS2011の変更点について解説しよう。 なおβ版時代の次期WHSは、「Windows Homer Server Premium」という名称になっていたが、結局は「Windows Home Server 2011」という無難な名称に落ち着いた。β版時点での情報については、こちらの連載34回も参照していただきたい。 64bit版をベースに 削除されてしまったDrive Extender β版時点で実装された新機能については、連載34回にて解説しているが、簡単にまとめると以下のようになる。 64bit OS
アップルの新スマートフォン、「iPhone 4S」が14日午前8時にいよいよ発売される。それに先立ち約1週間、先行して同機を触る機会に恵まれた(ソフトバンク版のiPhone 4Sを試用)。 iPhone 4は、従来とほとんど変わらない外観でありながら、その中身には「確かに未来がやってきた」と実感させられる機能が凝縮され、ふとした場面でニヤッとさせられる。 確かな違いが内部に盛り込まれた「iPhone 4S」 先週は、アップルに関して同じメディアから2度取材を受けることが多かった。iPhone 4Sの発表と、そのすぐ後に起きた悲しいニュースについてだ(関連記事)。2度目のインタビューの時、「それにしても、今回の新製品は『iPhone 5』でなくて残念でしたね」と言われることが多かったのだが、実際にiPhone 4Sを手にしていた私は複雑な心境だった。 iPhone 4Sは、見た目こそiPho
新しいシンセサイザーの拠点が、大阪のある地区を中心に形成されつつあることを、あなたはご存知だろうか? そんなのもちろん知ってるぜ! なんて言われると正直困ってしまうよなあ。と、最初の一行を書きつつ、ほんの数日前までそんな事実を全く知らなかった私は思ったわけだが、どうなんだろうか。 最初に異変を確認したのは、シンセサイザー関連書籍の古本屋「ビオンボ堂」のブログである。シンセサイザーがメインというニッチすぎる古本屋が大阪にある。これは一体何のつもりで営業しているのか、ぜひ店主を捕まえて問いただしてみたい。たとえ偏屈な怖い人であったとしても、それは覚悟の上だ。 だが、これしきのことでASCII.jpから大阪への取材費が出るようなことはありえない。そんなことがあろうものなら、地球の自転軸がひっくり返るような、北極のしろくまさんと南極のペンギンさんの立場が入れ替わるような、そんな異変である。だからビ
2011年7月5日から4日間、東京ビッグサイトにおいて「第19回東京国際ブックフェア」が開催された。同時に「第15回国際電子出版EXPO」も併催されている。 本連載では、電子書籍を切り口にメディアの変化を考えはじめ、昨年のブックフェアも取材している(関連記事)。今年も各会場の展示や、注目の講演の模様を通じて、電子書籍元年から1年が経った現状をお伝えしたい。 主役は端末からプラットフォームへ 昨年のブックフェアは、電子書籍を前面に押し出したブースが多く、Googleも「Googleブックエディション」をプレゼンテーションするなど、異様な熱気に包まれていた。 そんな昨年と比べれば、Googleも出展を見送った今年は一見落ち着いた内容に見える。 東日本大震災後に、紙やインクの供給不足から主に雑誌を中心に電子版が無料配信されたのは記憶に新しいところだ。震災という緊急事態ではあったとはいえ、権利関係
Antec製の人気PCケース「P183-V3」に、九十九電機限定のスペシャルモデル「P183-V3 BI」が登場した。価格は1万7980円。ツクモ各店のほか、ツクモネットショップにて販売中だ。 この製品は2011年2月にリリースされた「P183-V3」をベースに、ブラックの内部塗装を施し、USB3.0内部コネクタをピンヘッダ仕様へと変更したもの。さらに、フロントアクセスポートの構成(USB3.0×2、USB2.0×1)も最新仕様に改良されている。 基本仕様は既存モデル同様、サイズが205(W)×505(D)×510(H)mmで、重量が約12kg。ベイ数は5インチ×4、3.5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×6(2つは2.5インチシャドウベイとして利用可能)。ファンレイアウトは、トップおよびリアに120mm「TRICOOL」ファン(回転数3段階切り替え対応)を標準装備し、フロント部にも1
日々、秋葉原を歩き待っているわれわれメディア関係者でさえ、たまにふと「アレ?これは新製品だっけ?」とか、「すでに発売していたような……」などと分からなくなる事がままある。それだけ日々なにかしらの新製品が発売されているわけだが、たまにふと思うことがある。 「PCパーツってよくもまぁ毎日新製品があるよなぁ」 と。それを生業としている自分が改めて言うのも変な話というか、むしろ間抜けな話ではあるのだが「それでもやっぱり変わった世界だな」などと思ってしまうのである。 久々に訪れた人はまず最初に驚くだろう、2010年11月にリニューアルオープンした秋葉原駅の電気街口。旧アキハバラデパートに代わってオープンしたアトレ秋葉原1には、女性を意識したオッシャレなショップが多数オープンした さて、筆者が感傷に浸るのはほっといてもらうとして、久々にアキバを訪れるユーザーの皆さんにとっては「そろそろ最新PCを自作し
2010年から2011年のストレージ事情 ストレージデバイス、イコールHDD(Hard Disk Drive)というのは既に過去の話。ストレージデバイスの話題の中心はSSD(Solid State Drive)へと移ってきている。 発売当初こそ価格が高くなかなか手を出しづらかったSSDだが、この1年で大きく値下がりし、64GBモデルなら1万円前後、128GBなら2万円前後からとかなり現実的な選択肢となってきた。さすがにデータドライブとして使うには(HDDと比較して)まだコストパフォーマンスが悪いものの、起動ドライブとしては十分実用的になったといえるだろう。 一方、HDDは低価格、大容量化が一段と進み、2TBなら6000円前後、3TBでも1万3000円前後からとコストパフォーマンスを重視するなら最適なストレージデバイスだ。 そこで第2回ではSSDとHDDのメリット・デメリットをしっかりと把握
ここ数年、アップルの快進撃が止まらない。 携帯音楽プレーヤーとして不動の地位を築いているiPod、スマートフォンの代名詞ともなったiPhone、薄型化されたiPad 2(現在発売延期となっている)など、出す新製品が毎回、話題を集めている。数年前まで単なるパソコンメーカーだったアップルも、今や最新のデジタル家電扱う企業として認知されるにまで至った。iPodやiPhoneなどに触れて、そのシンプルな使いやすさにホれた人も多いだろう。 そこでぜひとも視野に入れたいのが、Windows機からMacへの乗り換えだ。 今、Macにはどんな機種があって、自分は何を買えばいいのか。そして既存のユーザーがMacのどこに便利さを感じているのか。本特集では、特に日本で人気の高いノート型Macに焦点を絞って、余すことなくその魅力をお伝えしていこう。 第1回では現行機種を整理して、Mac/Mac OS Xの特徴をま
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 OS Xには多数のUNIXベースのコマンドが収録されている。前回は「scutil」、「hostinfo」、「launchctl」などの便利なコマンドを紹介した。今週も引き続き「ioreg」、「afplay」の2種類のコマンドを紹介していく。 内蔵バッテリーのヘタリ具合を計る「ioreg」 普段何気なく利用している、メニューバー右端の領域「メニューエクストラ」。Wi-Fiの状態やスピーカーのボリュームといった”ステータス情報を一目で把握する”目的に加え、Spotlightやファストユーザスイッチなどの”必要
前回に引き続き、アニメ評論家の氷川竜介氏に、高画質化の道を突き進むアニメとAV機器の関係、そして画質・音質に優れた近作の見どころなどを聞いてみた。 忘れがちなこと――ブルーレイは音も良い ── ブルーレイに関して言うと、旧作のボックス化などでは、SD制作の映像をハイビジョンにアップコンバートしたものもたくさん登場してますね。ですから、同じブルーレイパッケージでも画質に差があると言えそうです。 氷川竜介 とはいえアニメもこの2~3年で720pのHD制作が主流になってきました。2007年頃が過渡期だったと思いますが、現在放送されているもののほとんどがHD制作です。 また買い手の意識も環境も変わってきました。女性向けの作品なので一般に普及しているDVDだけでいいだろうと思ったら、「なぜブルーレイ版が出ないの!」と怒られた……なんて話も聞きます。 そして忘れがちですが、ブルーレイでは音の良さも重要
映画「ソーシャル・ネットワーク」は、コミュニケーションの下手な主人公がSNSを作り、それで得た経済的な成功と引き換えに友達を失う……。という現代の寓話的な内容だったが、ITベンチャーに関わる仕組みや人々の描写はやけにリアルだった。 ジャスティン・ティンバーレイクが演じるNapster創業者のショーン・パーカーを見ながら、私はずっと思っていたことがある。もし日本のITベンチャーシーンを映画化するとしたら、必ずどこかに登場しなければならない人がいるなと。 それは、古くは天才プログラマー「nt」として、最近では「OTOTOY」(オトトイ)という音楽配信サイトの運営で知られる竹中直純(たけなか なおずみ)さんだ。 彼はOTOTOYの前身となる音楽ソーシャル・ネットワーク「recommuni」を2004年10月に立ち上げ、その直後にタワーレコードからCTOとして招かれ、適法化されたナップスターの国内
「ひつじのしつじ」ですっかりおなじみのドコモのサービス「iコンシェル」。ユーザーに有益な情報をタイミングよくマチキャラが伝える、という“執事”のようなサービスだが、実際に便利に使えているだろうか? 特に今年の冬モデルからはメモ機能が加わり、さらに優秀な執事になったという。その機能強化点を含めて、このiコンシェルを詳しく見てみた。なお、iコンシェルの利用には月210円の使用料が必要となる。 iコンシェルはどんなことを伝えてくれる? 今回用意した端末はドコモ「N-01C」。冬モデルの最新機種で、新たに始まったiコンシェルのメモ関連の新機能が使える。ただしiコンシェル自体は旧モデルでも使える機種が多くあるので、今回はそれらでも使える基本機能からまず紹介する。 まず基本機能について、箇条書きしてみた。 ●スケジュールを事前に教えてくれる ●鉄道、交通、イベント、気象情報を教えてくれる ●指定した地
出版/印刷業界で広く使われているDTPソフト「InDesign」はJavaScriptを使ってさまざまな処理を自動化できます。たとえば話題の電子書籍のデータ制作も、InDesignとJavaScriptを使えばある程度自動化できます。 そこで今回のJavaScriptラボは、InDesign CS5とJavaScriptで青空文庫形式の電子書籍を作成します。青空文庫形式は単純なテキストファイルですのでInDesignのデータをコピー&ペーストするだけでも作成できますが、今回は画像を含むInDesignのドキュメントをiPadのi文庫HD用の青空文庫形式に楽に書き出せるようにしましょう。 i文庫HDの青空文庫形式には独自の改ページタグと画像埋め込みタグが用意されています。詳しい仕様は以下のページにあります。
今年は「電子書籍元年」とよく言われる。他方で、「電子書籍なんてほとんど出ないじゃない。どこが元年なんだ。やっぱり日本の出版界は閉鎖的だ」という声もよく聞く。だがこの言説、このところずっと電子書籍関連を取材している筆者からすれば、とても違和感がある。 「まだ始まってもいないよ」。これが、日本の電子書籍の偽らざる姿だ。 ではどうやって「始まる」のか? そのきっかけとなるのは端末だ。今の市場は「読みやすい端末」の登場に引きずられて、そこで販売する書籍が登場する、という形で形成されているためだ。 今回はアメリカで登場した新世代電子書籍端末を、「日本登場後」を見すえつつ試用していきたい。題材はAmazon.comの「Kindle」。俗に「黒キンドル」「Kindle 3」(関連記事)と呼ばれる世代の製品を中心に、旧機種と比較しつつ語ろう。試用というには短時間だが、ソニーの電子書籍端末「Sony Rea
複数台のパソコンをインターネットにつなぐには、ブロードバンドルーター(以下ルーター)が必要だ。しかし、多くの人が使っている機器のわりに、アカウント情報や接続先を入力すれば簡単にネットにつながってしまううえ、普段は存在を意識しない機器なので、その能力が使いこなされていないことが多い。 現在市販されているルーターなら、ネット接続以外にもさまざまな機能を備えている。きちんと設定していないルーターは、潜在能力の1~2割しか使っていないようなものだ。ルーター設定の極意を学べば、残りの能力も活用できるようになる。今回はルーターの活用法を紹介しよう。 設定を見直して無線通信速度を向上させる ネット接続に光回線を使っていても、無線LANがボトルネックになって宅内の通信速度が出ないこともある。せっかくの高速回線の利便性を享受するためにも、無線LANの通信速度は最大限に発揮させたい。 とはいえ、無線LANは規
前回は、日本動画協会の資料を中心に、アニメビジネスの基本的な構造や、最近の販売状況を見ていった。 クールジャパンといったポジティブなキーワードとは裏腹に、海外販売の低下と、国内販売におけるビデオの占める割合が減っていること、それをネット配信ではいまのところ補えていないこと……などが見えてきた。 ※出典が2008年までの集計であったため、2009年・2010年の推移はどうなっているのかという指摘もいただいた。同じ指標では整理されていないが、ご関心あれば日本映像ソフト協会の資料も参照されたい。 前回のタイトルにもあったように、面白ければ売れるといった単純な話ではないことはもちろんだが、コンテンツビジネスでは、通常の製品とは異なる仕組みが存在している。それを押さえないままには先に進むことはできないからだ。 そして、その仕組みはデジタル化の波にさらされている他の分野にも活かせるはずだと筆者は考えて
ケータイの画面は小さすぎるといいながらも、なんだかんだでワンセグを見ている人は多い。それと比べたら、9.7インチIPS液晶、1024×768ドットというiPadは格段に見やすいので、動画ビューワーとして活用しない手はない。今回は、YouTubeからデジカメやiPhoneで撮った動画などをiPadで楽しむコツを紹介しよう(連載目次はこちら)。自分だけで楽しみたい動画を隠蔽する方法もチェック。 YouTubeはWi-Fiで接続して高画質映像を楽しむ 標準アプリの「YouTube」は、iPad用に設計されたインターフェースになっており、とても操作しやすい。画面も大きいので、なかなかの迫力だ。最近は、HD解像度の投稿も増えており、驚くほど高画質なコンテンツも楽しめる。ただし、3G接続だと、自動的に解像度が荒くなってしまう。iPadではYouTubeの画質がひどい、と困っているならWi-Fiで接続し
WHS Premiumのデスクトップ画面。見た目は、Windows Server 2008 R2とほとんど同じ。WHS専用ホームサーバーなら、デスクトップ画面を見る機会はない 去る8月末に、次期Windows Home Serverこと「Windows Home Server Premium」(以下WHS Premium)のβ版が、開発の進んだリフレッシュβ版に更新された。今回はこのWHS Premiumに関して解説しよう。 64bit版の2008 R2をベースに WHS Premium(開発コード名 Vail)は、2009年に発売された「Windows Server 2008 R2」をベースとして開発されている。一方現在のWHSは、「Windows Server 2003」の32bit版がベースとなっている。そのため、メインメモリーの最大容量は4GBに制限されていた。 ホームサーバーとい
Webサイトをデザインするときは、単なる見た目の美しさだけでなく、情報の見やすさや使いやすさなどの「ユーザビリティ」や、高齢者や障がい者の方も快適に使える「アクセシビリティ」に留意する必要があります。さらに、スマートフォンサイトのデザインでは携帯電話端末ならではの特性も考慮しなければなりません。 デザインに必要な環境を整える WebサイトのデザインではいきなりHTMLを書くのではなく、まずPhotoshopやFireworksなどの画像作成ソフトを使って「デザインカンプ」を作成し、画像パーツを切り出してHTML化していくのが一般的です。こうした流れはスマートフォンサイトの場合でも変わりません。 ブラウザー枠を用意しよう PCサイトを制作するときには、デザインカンプを実際のサイトのイメージに近づけるため、Webブラウザーの枠を含む状態でデザインすることがよくあります。そこで、スマートフォンサ
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