犬のタペタム層タペタム層とは、網膜の裏にありますが、人間にはない細胞層です。 わずかな光を反射して視神経に伝えるという役割を持っています。 犬の目の色は瞳孔の大きさを調整する虹彩の色に依存しており、 虹彩に含まれる色素の量によって黒~青まで様々な色が存在します。 犬の目は発達した虹彩のおかげで白目部分はほとんど見えず、 いわゆる「黒目勝ち」の状態になっています。 シベリアンハスキーなど、瞳の色がブルー系の犬の中には、 タペタム層をもたないものがいます。 この特性には彼らが暮らしてきた環境が大きく影響しているようです。 シベリアンハスキーが長い年月暮らしてきた北方の山岳地帯は 一年中雪に覆われており、雪面が月の光や星の光を反射してくれるため、 タペタム層が無くても十分な光量を眼球内に取り入れることができるというわけです。 また、虹彩が薄い青色であるため、 褐色や黒の目よりも光を通しやすく、
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