春場所の14日目、1敗で単独トップの新入幕、尊富士は大関経験者の朝乃山と対戦しました。 勝てば新入幕の力士として110年ぶりの優勝が決まる一番でしたが、尊富士は朝乃山に組み止められたあと、そのまま寄り切られて2敗目を喫しました。 取組後には右足を気にする素振りを見せ、車いすで運ばれたあと、救急車で病院に搬送されました。 追う3敗の力士2人のうち、大の里は小結・阿炎と対戦し、突き押しで攻め込んできた阿炎を冷静にはたき込みで破りました。 一方、豊昇龍は新大関・琴ノ若と対戦し、立ち合いで右に動いて攻めたものの、寄り倒されて4敗目を喫し、優勝争いから脱落しました。 この結果、優勝は2敗の尊富士と、3敗の大の里の平幕の2人に絞られ、24日の千秋楽で決まることになりました。 尊富士が24日の千秋楽で休場した場合、不戦敗となって成績は12勝3敗となりますが、星の差1つで追っている大の里が敗れれば、尊富士