みやぎ蔵王こけし館で、こけし制作を体験する20代女性ら。横浜市から駆けつけた=宮城県蔵王町、矢島大輔撮影震災復興支援のこけし展には、多くの若い女性が訪れた=東京都豊島区、矢島大輔撮影 【矢島大輔、米田優人】東北の「伝統こけし」に魅せられる若い女性が増えている。人呼んで「こけ女(じょ)」。素朴で愛くるしい姿に癒やされ、ときには東北へ足を運ぶ。震災の復興支援の影響も、ブームを下支えしている。 ■一緒に「乾杯」 「ただいま」。川崎市の大野友代さん(33)は勤務先の障害者施設から自宅に帰ると、居間のテレビ台に並ぶ10体のこけしに語りかける。つぶらな瞳に着物姿の1体を手に取り、テーブルに置いた。冷蔵庫から缶ビールを取り出し、こけしに向かって、「乾杯」。 これが毎晩の日課だ。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)