気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 近年の原油高を背景とする湾岸産油国の好調な経済成長に伴い、イスラム金融市場が急拡大している。日本でも今年1月に「イスラム金融セミナー」が国際協力銀行の呼びかけで開かれ(イスラム金融サービス委員会主催)、250人の参加者を集めた。またイオンの金融子会社、イオンクレジットサービスが今年1月に日系企業としては初めてイスラム金融型の手法で資金調達をして注目されたのも記憶に新しい。 しかし、改めて現実を見ると、イスラム金融を戦略的にとらえる日本の民間企業は、タカフル(イスラム保険)をサウジアラビア、マレーシア、シンガポールなど現地の市場で元受け事業や再保険を展開している東京海上日動火災保険などごく一部の企業で、あとは皆無に等しい。 サウジアラビア王国の