木尾士目『げんしけん 二代目の壱』(2011年講談社、amazon)が発売されてますねー。 前シリーズは2002年春から2006年春までを描いてましたから、その直後である「二代目」世界は2006年春ね。それにしては『化物語』のセリフとか出てきてるからアレですけど。 これがきっかけになって、旧『げんしけん』全九巻をひっぱりだしてきて再読してました。とまらなくなって、結局ぜんぶ読んじゃった。こういう旧作を取り上げるのも今さらながらですが、感想を少し。 旧『げんしけん』3巻、第14話「インナースペース」てのは、ほんとたいした作品ですねー。 この回、出会って一年にして、斑目(♂、オタク)が春日部さん(♀、notオタク)に対する恋心を自覚してしまう。しかもそれが自分でもよくわかってない、という複雑かつ微妙な感情が描かれます。 この回24ページありますが、場面はせまい部室、登場人物はふたりだけ。しかも