オールタイムベスト『この世界の片隅に』 - 漫棚通信ブログ版

いやすごいものを読みました。 『夕凪の街 桜の国』（2004年双葉社）でヒロシマを描いたこうの史代。彼女が再度戦争にいどんだ作品が、ついに完結しました。 ●こうの史代『この世界の片隅に』上中下巻（2008年～2009年双葉社、各648円、amazon、bk1） 上巻・中巻で描かれるのは、昭和19年に広島から呉に18歳で嫁いできた主人公、すずの日常です。 絵を描くのが大好き、あわて者だけど明るくくじけない彼女の生活が、戦時下でありながらユーモアを忘れずにたんたんと描写されます。 しかしわたしたちは知っています。呉は軍港の街。昭和20年には空襲で壊滅的打撃をうけることを。そしてその八月にはヒロシマに原爆が落とされることを。 下巻で描かれるであろう空襲と原爆のときに向けて、上巻・中巻はゆっくりと時間を進めてゆく。 ですから、今回発売された下巻のカバーイラストを見て、まずはほっとするのです。ショー

[plutonium]

『この世界の片隅に』で俺の気づかなかったことが書いてあってしかもそれしかないというスジの通り方をしており今年一番すごいと思った感想だ(ネタバレ部要反転)

[sumoa]

すばらしい書評だ

[akihiko810]

こうの史代　傑作http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20090816/1250353501

[boshi]

ああ，これはこれは．

[mr-mom]

レビュー

[tennendojo]

「この世界の片隅に」

[hibigen]

こういう伏線だったとは…。わかりやすいまとめ、ありがとうございました。

[mokkei1978]

凄かった。と思ったけど、半分も理解できてなかったなあ。もう一度読む。

[bata64]

「この世界の片隅に」の漫棚さんによる分析。ていうか発売から記事アップまで物凄い速さですね

[I000i000I]

そうか、「救済」なんだ。凄くすっきりした。

[K416]

ちょうど昨日読んだところだったけども、この書評読んで本作品のすごさがよく分かった。本作品の良さを伝えてくれるいい書評。／書評を念頭において再読したけど、本当にいろいろ散りばめられてる。

[jimusiosaka]

素晴らしい考察。本書を読み終えたばかりですが、よく理解できなかったところが腑に落ちた気がします（と同時に、自分の読解力のなさにガックリしました）。

[kowyoshi]

先に漫画の方を読んでよかった

[uunfo]

「上巻・中巻で描かれるのは、昭和19年に広島から呉に18歳で嫁いできた主人公、すずの日常です。」

[namawakari]

ぜひ読みたい、いや、読む。／読んだ。手紙の書き手はそういうことか。

[mangakoji]

そうか、続編というかスピンオフなんか。買ってコンとな