ブックマーク / nishiohirokazu.hatenadiary.org (7)

  • 「10倍の生産性」をマフラーで例える - 西尾泰和のはてなダイアリー

    「プログラマは能力によって生産性に10倍の差がある」とかいうけどこれはプログラミングに限った話ではない。編み物未経験のXさんと既に何もマフラーを編んだ経験のあるYさんとで、マフラーの最初の5列ぐらいを編むのに掛かる時間で勝負したら、Xさんが編み方の説明を読んでる間にYさんは編み終わる。技術とはそういうもの。 技術によって確かに生産性が10倍変わることはある。しかしゴール設定が「マフラーを編む」ではなく「イケメンZ君の気を引く」なら、Xさんはわざわざ不利なマフラー作りで勝負する必要がない。例えば手料理のほうが得意ならそれでチャレンジすれば良い。こうして生産性の差は消滅する。これが専門化の罠。 Yさんが手編み能力を持っているせいで「手編みマフラー」という選択肢に固執してしまい、冷静な判断を失うことがあるが、残念なことだ。さらには手編み能力を持たないという理由でXさんを見下したり「手編みマフラ

    「10倍の生産性」をマフラーで例える - 西尾泰和のはてなダイアリー
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    batti-8 2014/02/20
  • プログラミング学習手段としての写経について - 西尾泰和のはてなダイアリー

    あるブログが「写経には効果がない」という趣旨のことを書いていて「何を言ってるんだ?」と思いじっくり読んでみたら、彼の言う写経は「動くとわかってる10000行のコードを何も思考せず作業として書き写すこと」を指しているようだった。「そんなわけないじゃん」と笑ってから「もしかして世の中は写経をそういう捉えてるのか?」と不安になった。 写経は自分の中にモデルを作るための行動で、他のもっと効率のよい方法と比べた場合の利点は「自分の中にモデルがなくても使える」点に尽きる。全く知識ゼロでいきなり「自分で考えて書く」ができる人はいない。考えるための材料となる知識をまず脳内に運び込む、それが写経だ。 写経の過程で大事なことは以下の3つだ。 1: 早く学びが得られるように、なるべく小さいコードで実験し、すぐに結果を確認する。 2: 疑問に思ったこと、考えたこと、気づいたことを書き留める。どうしてこういう書き方

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    batti-8 2013/03/27
  • 「めんどくさい」「やる気がでない」時のチェックリスト - 西尾泰和のはてなダイアリー

    「めんどくさい」「やる気がでない」にも色々なパターンがあります。そこで質問に答えていくと解決策にたどりつくようなチェックリストを作ってみました。 追記: このエントリーの内容を元に平均10問の質問に答えるだけであなたの状況に合わせたアドバイスをする人工知能を作りました。オススメです。 Q1: やる気がでないのは今日に入ってからですか? 数日やる気がでない状態が続いているのですか?それとも今日に入ってからかですか? 今日に入ってから→Q2 数日続いている→Q8 Q2: 最近なにか新しい情報が明らかになりましたか? たとえば計画段階では知らなかった事実が明らかになって、今までやってきた作業が無駄になったとか。何らかの情報が最近明らかになりましたか? はい→状況が変わったのであれば、計画の通りに実行することが必要とは限りません。状況の変化に合わせて計画を変更したり中止したりしてはいけないのですか

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    batti-8 2012/11/19
  • 「自信がない」は自信の持ちすぎ - 西尾泰和のはてなダイアリー

    「原稿書かなきゃいけないんだけどなぁ」とか言いながら現実逃避で読んでいた「心は病気―役立つ初期仏教法話〈2〉」に心に刺さる言葉があったのでここに書いておく。 正確な引用ではないので、正確な言葉が知りたければP.60から3ページくらいを読むとよい。 人間が自信をなくす原因は、自信の持ちすぎである。 自分が「この程度の仕事サクッと終わらせられる」と思っているのに、実際にやるとうまくいかないとき、人は自信をなくす。 「抜群のスピーチをしよう」と思って、実際にはうまく喋れなくて、自信をなくす。 妄想の中の自分が事実に反して素晴らしすぎるから、その「妄想の中の素晴らしい自分」が振る舞うように振舞おうとして、できないので苦しむ。 「自分の仕事に自信がない」というのは、奇跡的な成功を頭で妄想しているせい。現実の自分ができるようにしかできない。できることをすればよい。「自分は精一杯やった」と思える状態を

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    batti-8 2012/11/16
  • やる気が出ない人の心理学 レバレッジメモ - 西尾泰和のはてなダイアリー

    このは人間の絶望・無気力・おっくうの原因の解説書ではない。無気力になる傾向を持つ人が、どうやってそこから抜けだして元気に生きられるかというである。無気力になる傾向を持つ人には私も入っている。 この記事は筆者の『「やる気がでない人」の心理学』を読んだ際の読書メモです。 追記: このエントリーの内容を元に平均10問の質問に答えるだけであなたの状況に合わせたアドバイスをする人工知能を作りました。オススメです。 セリグマン人が書いた(の翻訳)としては世界でひとつだけの幸せ―ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生とかがいいのかな。 前回、同じ著者(加藤諦三)の不安のしずめ方 40のヒント(レバレッジメモ)を読んで意外とよかったので別のを買ってみた。「やる気がでない人」の心理学 セリグマンの論文から引用しつつ、人間が無気力になる原因などについて解説した。セリグマンの元々の実験の話が明

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    batti-8 2011/06/10
  • ポモドーロ始めました - 西尾泰和のはてなダイアリー

    最近まわりで実践している人が多いので「アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門」を買ってみた。 一番目立つ特徴はキッチンタイマーを使って時間を区切ることで一定時間集中するって所だろうけど、まあこれは昔から知的生産性の向上に興味のある人にとっては目新しい話じゃないよね。1992年発行の知的生産性向上システムDIPS(ディップス)でも言及されているくらい昔からある発想だ。 他にも書には他にも昔からよく知られているいろいろなテクニックが入っている。 タスクレビューが重要 やることのコミットメントが重要 PDCAサイクル 大きすぎるタスクは分割せねばならない タスクに掛かる時間を見積もること、見積が正確であったかどうかのチェックをして見積能力を鍛えること タスクリストが長くなりすぎると見るだけでやる気がなくなってしまう、短く保たねば などなど。 しかしこういうことを頭で知ってはいるのに、

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    batti-8 2011/01/18
  • 不安のしずめ方 40のヒント レバレッジメモ - 西尾泰和のはてなダイアリー

    コンビニで売ってるの割にはわりとまともだった。「40のヒント」ってタイトルは多分編集に押し付けられたんだなーという感じでヒントが40個あるという感じではなかったが、いろいろな文献を引用しつつ不安とはなんなのか、という解説がなされていた。 人は自分の価値が脅かされると不安になる。見捨てられる状況で不安になる。見捨てられるのが不安なのは人は皆淋しいから。 「人間は、危機状況に遭遇した時の処理能力の点で、大いに異なっている」ロロ・メイ「不安の人間学」 だからその処理能力を高める努力は生きていく上で大切 不安に怯える人は自分の力を試す機会を避ける。創造性を発揮する機会はない。自分から避けてしまう。 不安には現実的な不安と神経症的な不安の二種類がある。理屈に合わない不安や恐怖、焦燥感。 不安なときには不安の原因を突き止めることが大切。 「もっぱら結果だけを重視する態度は、しばしば人生から喜びを奪う

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    batti-8
    batti-8 2010/10/15
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