任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売されてから、今年で40年になります。 これまで発売されてきた家庭用ゲーム機には、その時代の先端技術が使われてきました。 今回の展示では各ゲーム機の開発事情や、使われている技術について関連する図書や雑誌を展示します。 当館の資料で、ゲーム機の中身をのぞいてみませんか? 会場では、一部ゲーム機の実機も展示します。
世間がChatGPTのAPIを使用したAItuberで盛り上がっているなか、今更ながらに動画の作成をはじめてみました。 www.youtube.com 前々から動画作成に挑戦してみたいと思っていましたが、自分の音声を使用するわけにもいかず、動画編集ソフトもよく分からず手を出せずにいました。 しかし、先日、ポケモンのBGMが配布された際に、Macにデフォルトで入っているiMovieを初めて使ってみたところ、「あ、デフォルトのソフトウェアでこんなに簡単に動画を作れるのか」と気付きました。 さらに折よく、AItuberの作成方法をみていたら、テキスト読み上げソフトウェアの「VOICEBOX」が紹介されており、無料で高機能な音声ツールがあることを知りました。 というわけで、懸案だったソフトウェア問題、音声問題のどちらも解決したので、動画の作成に手を出してみたという次第です。 ツールに不慣れなせいも
都道府県立図書館サミット2022<報告> 都道府県立図書館サミット実行委員会・市村晃一郎(いちむらこういちろう) 2022年11月27日から28日にかけて,鳥取県立図書館を会場に,都道府県立図書館サミット2022を開催した。「都道府県立図書館と基礎自治体」及び「これから(未来)の図書館 情報・空間・人」をテーマに,様々な立場・視点からの発表を基に議論を深め,各々が得た学びと気づきを地域に還元することを目的とするもので,2016年(E1828参照)及び2019年(E2199参照)に続く3回目の開催である。 セッション1の基調講演「都道府県立図書館論のこれまでとこれから」では,田村俊作氏(石川県立図書館長)が,市町村立図書館への協力・援助論や機能分担論を背景に都道府県立図書館の活動を固定的に捉える限り,都道府県立図書館の振興は難しいと指摘し,市町村支援を前提にしながらも「もっと自由に」新たなサ
ご存知の方には今さらなお話かと思いますが、日本医学図書館協会の機関紙『医学図書館』に毎号掲載されている「レファレンス事例集」がすごくおもしろかったのでご紹介まで。 職場に置かれていた『医学図書館』の表紙に、以前から気になっているドイツのドキュメントデリバリーサービス「subito」の文字を見つけて開いてみたところ、その記事はもちろんのこと、もう一つ掲載されていた事例もとてもおもしろく、「これは!」と過去3年分くらいのバックナンバーを一気読みしてしまいました。 どういう事例が掲載されているかを少しご紹介すると、直近の3号分は以下のとおり。 Vol. 39 No. 3 subitoを利用したドイツ語文献の取り寄せ / 村瀬 由紀子 あやしい学術雑誌評価ウェブサイトについて / 堀米 拓哉 Vol. 39 No. 2 HathiTrust収録の文献取得について / 塩原 則子 Vol. 39 N
2021年6月に著作権法が改正され、図書館がいよいよ文献複写をメール等で送っていいという時代が、来るのかどうなのか、それをどう段取りするのかを協議している関係者協議会による、2023年の本サービス開始を前にした、説明会、というのがおこなわれ動画配信もされていますので、それを見たまとめメモと所感。 2022年10月24日現在です、新コンテンツが公開されれば追記するかも。 ●説明会動画 ・図書館に向けた図書館等公衆送信サービス説明会(1回目)説明アーカイブ - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=WuF6iONAtiY ・動画見た人が質問を送れるフォーム(10月31日まで) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeMJKjUPBBzP5tJTk60PfpOTLOsFa5-4agIb3kd-FwWHI8hY
私が先週来から公開している画像は、「Stable Diffusion」に「テキスト」で指示を与えて生成している画像なのですが、「Stable Diffusion」には「画像」を与えてそれをもとに新しい画像を生成する「img2img」という機能もあります。 この「img2img」、かなり雑な絵でもハイクオリティにしてくれるということで、日夜いろんな実験成果が公開されているのですが、これを使えば、実際の館内の写真に好きな配置で人を追加した広報素材を作れたりするんじゃないかなーと思い、テストしてみました。 テスト まず誰もいない図書館の画像を用意します。さすがに自分が所属する図書館の写真を使うわけにもいかないので今回は素材サイトから借用してきました。実際に使用するときは実際の館内の写真を使用する想定です。 この館内の写真に人を書きます。ネット上の実験を見ていると、頭と体の位置関係がかろうじてわか
2022年7月28日、埼玉県立図書館は、埼玉県がインターネット上で公開している刊行物のデジタルデータ(デジタル行政資料)を、「埼玉県立図書館デジタルライブラリー」で提供を開始したことを発表しました。 同館は、2021年度からデジタル行政資料の収集・保存を開始していました。発表によると、2022年7月現在、180件のデジタル行政資料を公開しているとしています。また、今後は、埼玉県内市町村の発行するデジタル行政資料も収集・保存の対象としていくとしています。 図書館からのお知らせ(埼玉県立図書館) https://www.lib.pref.saitama.jp/information/index.html ※2022年7月28日付で「埼玉県発行の「デジタル行政資料」の公開について」とあります。 埼玉県発行の 「デジタル行政資料」の公開について(埼玉県立図書館) https://www.lib.p
「図書パン」誕生:学生のための図書館へ,その一つの試み 長崎大学附属図書館経済学部分館・宮脇英俊(みやわきひでとし) 2022年5月,長崎大学附属図書館経済学部分館でオリジナルあんパンの「図書パン」の販売を開始した。企画の経緯と販売後の反応,飲食ポリシー,今後の展開を紹介する。 ●反応 「図書パンば買いに来たバイ」と長崎弁の2人の年配男性がやってきた。続いて,近所の元銀行員の女性も。数日前に地元新聞に掲載された図書パンの記事を見て買い求めに来ていた。これより前にはネットニュースをみて自宅から1時間掛けて買いに来た本学卒業生の親子連れもいた。 入館者数減少の改善策の一環として,滞在時間の長い学生のために企画した図書パンを売り出したのだが,意外な反応を垣間見た。 このパンは1日限定30個で,長崎大学附属図書館経済学部分館でのみ販売を開始した。販売開始前は3日に一度の納品予定だったものを毎日納品
地域資料収集としての自治体資料自動収集システムの開発 静岡県立中央図書館企画振興課・杉本啓輔(すぎもとけいすけ) 2022年5月,静岡県立中央図書館(以下「当館」)は,地域資料収集の一環として,静岡県内の自治体ウェブサイトにアップロードされた要項・要領,広報誌,行政資料等(以下「自治体資料」)のPDFを自動収集するシステムを県内IT事業者と共同開発したことを発表した。 本稿では,他の図書館の参考となるよう,開発の背景とシステム概要及びその有用性を記述する。また,このシステムは実証実験的要素が強いため,現状における課題も併せて記述し共有したい。 なお,このシステムは,2021年度中に当館が行ってきた「図書館DX実証実験」の一部であり,その他の実証実験については,拙稿「静岡県立中央図書館Webサービス拡充事業の事業報告及びその課題」を参照されたい。 ●開発の背景 従来,自治体資料は紙媒体で発行
公共図書館によるYouTubeを用いた動画の公開 桃山学院大学経営学部・水沼友宏(みずぬまゆひろ) 1. はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、図書館は様々なサービスの停止・縮小を余儀なくされた。このような中、非来館者にサービスを提供できる方法の一つとして、図書館による動画の公開が注目を集めた。国際図書館連盟(IFLA)のCOVID-19に関する情報共有ページ(1)や国立国会図書館(NDL)のレポート(2)でも、COVID-19への対応として図書館が動画を公開する事例が複数報告されており、2020年以降日本の公共図書館の動画の公開件数は急増している(3)。本稿は、こうした状況において動画の公開を検討する公共図書館の参考に資することを目的として、国内外の公共図書館によるYouTubeを用いた動画の公開(4)に焦点を当て、その動向を紹介するものである。 2.
2022年6月17日付で、島根県立図書館が、「連続講座(仮称)島根県内の戦争・銃後体験記録データベース構築講座」の開催について、お知らせを掲載しました。 発表によると、学生と一般約15人で会を進めており、新規参加者を募集しています。次回は7月3日に開催予定で、その後は毎月第1日曜日に開催するとし、数年後に「島根の戦争体験記録データベース」の完成を目指しているとしています。 連続講座(仮称)島根県内の戦争・銃後体験記録データベース構築講座 次回は7月3日(日)開催。新規参加者募集中!(島根県立図書館, 2022/6/17) https://www.library.pref.shimane.lg.jp/information/2022/06/post-7.html 参考: 島根県の研究者、戦争体験記録集の収集・目録作成事業を開始 Posted 2018年8月21日 https://curren
2022年5月26日付で、韓国・国立障害者図書館が、「2022年図書館資料(電子出版物)アクセシビリティ支援事業」の参加機関募集を開始したことを発表しました。 発表によると、国の機関、公共機関、大学等で発行した電子ファイル形態の公的な刊行物、学術資料を、障害者がアクセスしやすい電子出版国際標準フォーマットであるEPUB3.0に変換し、それを提供し、共同で活用することとされています。 なお、韓国では、2022年5月13日に、国家規格として「読書障害者のための電子書籍アクセシビリティ : 第1部 著作指針」(KS X 6201-1)が制定されています。 공지사항(国立障害者図書館) https://www.nld.go.kr/ableFront/notice_board/list.jsp ※2022年5月26日付で「2022년 도서관자료(전자출판물) 접근성 지원사업 참여기관 모집공고」と
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■本は今、わりあいと見つかる むかしは読みたい本を見つけるのも一苦労だったが、現在では国会図書館(NDL)の全国書誌データがネット検索できるようになって、ひととおり探すことが誰にでもできるようになっている。また、そこで分類や件名を使えば、見たことも聞いたこともない本を見つけることもできるはず(第3回 見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ)。 しかし、NDLに明治以来の和図書が1000万冊あったところで、自分の知りたいことがちょうど良く1冊の本になっているとは限らない。その場合、どうするか? 雑誌の記事を探すということになる。 ■記事はまだまだ難しい 戦前の日本には記事索引がほぼなかった。だから戦後、アメリカ図書館使節が衆・参議院に「調べ物のための図書館には、これこれの事業をさせなさい」と教えたなかに、汎用の雑誌記事索引があったのだ。そこで、創設翌年(
私の年に一度のお楽しみ、デザインが素敵な大学図書館のウェブサイトのまとめです。皆さんも楽しんでいただけたなら嬉しいです。 何気に今年で10年目です。 説明 福井大学附属図書館 静岡芸術文化大学図書館・情報センター 佐賀大学附属図書館 富山大学附属図書館 感想 参考 説明 東京工業大学様の大学図書館のウェブサイト一覧に掲載された700超のサイトの中から選んでいます。(過去に選んだものは対象外) 選出基準は私好みの「きれいな、配色・レイアウト・画像」です。コンテンツや使い勝手は、あまり考慮していません。 福井大学附属図書館 https://www.flib.u-fukui.ac.jp/ 今年イチでカッコ良かったです。 大学図書館のウェブサイトではとてもめずらしく、背景に動画を敷いたサイトです。フィルターが効いているので、背景が動いていても全然ノイズになりません。かっこいい。 アイコンも線が細く
概要 ノートブック 実行方法 入力フォルダの準備 ノートブックの実行:1.初期セットアップ ノートブックの実行:2.設定 ノートブックの実行:3.実行 まとめ 追記 2022.05.02 2022.04.30 概要 前回、Google Cloud PlatformのCompute Engineを用いたNDLOCRアプリの実行方法を共有しました。 nakamura196.hatenablog.com ただし、上記の方法は手続きが一部面倒で、かつ費用がかかる方法です。本番環境で使用するには適した方法ですが、小規模に、または試験的に使用するにはハードルが高い方法でした。 この課題に対して、 @blue0620 さんがGoogle Colabを用いたNDLOCRアプリの実行方法を作成されました。 https://twitter.com/blue0620/status/151929433215901
スマートフォンのTwitterアプリでやわらか図書館学のアカウント(@yawatosho)を開き、「リストを表示」を選択します。 便宜上、「やわらか図書館学」のリストを元に説明していますが、もっといいリストがあれば、もちろんそちらでも同様です。ただ最近、Twitterがリスト検索できなくなったので探すのが少し難しいです。 リスト「大学図書館」を選び、「フォローする」をクリックします。 あくまでリストのフォローであり、リスト作成者のアカウントのフォローにはならないので、ご安心ください。 「リストを固定」というポップアップが表示されたら、「このリストを固定」を選択します。 よくわかってないのですが、このポップアップが表示されないこともありました。その場合、リストをフォロー後、自分のリスト設定から「固定」することができます。 タイムラインが2列で表示されるようになり、 リスト「大学図書館」のツイ
2022年3月22日、国立国会図書館(NDL)のNDLラボが、「次世代デジタルライブラリー」の全文検索対象を著作権保護期間が満了した図書資料全件約28万点に拡大したと発表しました。 2022年度にNDLが実施しているデジタル化資料の光学文字認識(OCR)テキスト化事業の成果物の一部であり、技術的検証の実施や成果の迅速な提供のため、国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索機能とは別に提供しているとあります。 「次世代デジタルライブラリー」の全文検索対象を著作権保護期間満了図書資料全件に拡大しました(NDL Lab, 2022/3/22) https://lab.ndl.go.jp/news/2021/2022-03-22/ 参考: 国立国会図書館、「次世代デジタルライブラリー」の全文検索対象拡大と画像検索機能改善を実施 Posted 2022年2月1日 https://current.n
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