『現代ビジネス』さんに、「『日本モデル』は成功するのか」という拙稿を掲載していたいだいた。 その趣旨は、「密閉・密集・密接の回避」を強調する戦略を意識化することと、最前線で努力する人々を支援することの重要性だった。医療関係者、保健所職員、学校教員、そして蔓延を防ぐ努力をしている国民が、最前線の「英雄」であり、日本の戦略の可否は、彼らにかかっている、ということを言いたかった。 ちなみに私はその前には、「私が政治家なら、即座に巨額の研究資金を(「感染症の理論疫学」を専門にする北海道大学の)西浦教授に預けるために奔走する」と書いたこともある(参照拙稿:「密閉・密集・密接」の回避は、「日本モデル」の成功を導くか)。 その後、現実では、日本の政治家たちが、和牛商品券や旅行特待券を国民に配るために奔走しているという報道を見た。 奇抜な発想すぎる。日本はユートピアなのか。 もっとも吉村洋文・大阪府知事は