日本医師会COVID-19有識者会議から、「新型コロナウィルス感染パンデミック時における治療薬開発についての緊急提言」が公開された。 日本医師会の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)有識者会議は、5月18日までに「新型コロナウィルス感染パンデミック時における治療薬開発についての緊急提言」を発表。治療薬の拙速な承認がされないよう警鐘を鳴らした。 【全画像をみる】日本医師会の有識者会議、拙速なコロナ治療薬の承認に警鐘「科学的エビデンスに基づき承認を」 声明では、 「COVID-19パンデミックは医療崩壊も危惧される緊急事態であり、新薬承認を早めるための事務手続き的な特例処置は誰しも理解するところである。しかし、有事といえども科学的根拠の不十分な候補薬を、治療薬として承認すべきでないことは明らかである。 エビデンスが十分でない候補薬、特に既存薬については拙速に特例的承認を行うことなく、臨