日教組などを巡る失言問題から次期衆院選への不出馬を表明していた前国土交通相の中山成彬氏(66)=衆院宮崎1区=は22日、一転して同選挙区から出馬する考えを明らかにした。中山氏は「党本部は『勝てる候補者』として必ず自分を公認する。公認手続きのために私の方から手を挙げた」と語った。自民党宮崎県連は1区の公認候補に元参院議員の上杉光弘氏(67)を決定しており、中山氏の乱入で候補者調整は混乱しそうだ。 中山氏は毎日新聞の取材に「県民の期待を裏切ったので、けじめをつけるため『次の選挙は1回休みます』というつもりだった。しかし、昨年10月に予定された衆院選は先延ばしされて情勢は変わった。もうけじめはついたと思う」と語った。 宮崎1区では、上杉氏のほか民主などが推す元林野庁長官の川村秀三郎氏(60)らが出馬を予定している。【石田宗久、種市房子】 【関連ニュース】 衆院選:保守系の平沼グループ 支