♪タ、タ、タ、タタミッ――。耳に残るフレーズはちょっと妙。京都市に、畳で作った楽器でライブをする畳職人らがいる。バンドの名前は「日本畳楽器製造」。和室の減少などで畳の需要が減るなか、福祉施設、学校、地域の小さな催しにこまめに顔を出し、湿度調節や抗菌などの利点をPRしている。 ♪畳の吸湿能力は~、牛乳瓶で2本半~ ♪サルモネラ菌に大腸菌、水虫菌もぶっ飛ばす! 10月下旬、京都市東山区の三条通沿いで開かれた障害者福祉施設の催し。創業145年の畳店を上京区で営む西脇一博さん(47)の軽やかな声が響き渡った。 バンドは2010年11月に西脇さんら3人で結成。意気込みにほれた人たちや音楽好きが集まり、メンバーは国内外80人を超える。この日は西脇さんら10人が集った。ギターやベースの本体は約8割が畳製。四角い畳を裁断して作った。三味線は胴の表面に畳表を張り、ドラムは周囲を畳で飾るなど、楽器はどこかに畳
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