ジンバブエの首都ハラレでジョン・ムシャヤバンフ中央銀行総裁が披露した新通貨ジンバブエ・ゴールドの紙幣(2024年4月5日撮影)。(c)Jekesai NJIKIZANA / AFP 【4月10日 AFP】金を裏付けとしたジンバブエの新通貨ジンバブエ・ゴールド(ZiG)が今週、波乱のスタートを切った。店舗は米ドルでの支払いしか受け付けず、銀行の前には困惑した人々が預金を引き出そうと長蛇の列を作っている。 旧通貨ジンバブエ・ドルが過去1年間で暴落し、高インフレに見舞われた同国は8日、新通貨の運用を開始した。だが、切り替えの発表が数日前だったため、多くの国民は準備ができていなかった。 大半の銀行は9日、新通貨に移行するためにシステムをオフラインにした。そのため首都ハラレでは、預金を引き出そうとする多くの人が銀行の前に何時間も並ぶ事態が起きた。 通貨切り替えによって、すでに価値がほとんどなかった旧