就活を控えた学生と話していると、大きく二つの流れに分化している気がする。 1つは「自分の就職はどうなるんでしょうか」ととにかく不安になってしまうタイプ。リーマンショック以降の雇用不安で、こうした傾向が目立つようになった。こういう場合は、まず冷静に自分のことを見つめ直して自信を与えてあげることが大切になる。 もう一つは、まあ少数派なんだけど「世界を変えたい」とか「世の中の仕組みを変えたい」とかいう学生。「利益よりも幸福」みたいな先走ってる感じ。 しかし、先走るのはいいけれど走る方向は問題だらけだったりする。 就活学生じゃなくても、まあ若い人によくある「世界を変えたい」欲求は、実に不思議な広がり方をしている。まあ分析してみると幾つかの流れがあることもわかる。 その1:漠然とスティーブ・ジョブス(のような人)に憧れて「世界を変えたい」人 ジョブズについては詳しいのだけど、それだけだっ