メリハリ効いててエロッエロなガールパワー映画 サラ・ウォーターズのレズビアン・ミステリ『茨の城』を、日本占領下の朝鮮を舞台に紡ぎ直した韓国映画。大胆なメリハリの付け方が楽しい、よくできたガールパワー映画でした。フェチ感あふれるエロスの表現も強烈。ただし、セックス描写は一部凡庸。 大胆不敵な改変具合 『お嬢さん』は原作小説と同じく3部構成になっていて、おおまかなあらすじもほぼ同じです。原作のスーザンに相当する主人公、ナム・スーキー(キム・テリ)は17歳の朝鮮人少女で、世間知らずの日本人令嬢・和泉秀子(キム・ミニ)の財産を狙う詐欺師(ハ・ジョンウ)の間者をつとめるため、お嬢様の侍女として屋敷に住み込みます。騙すはずの秀子と思いがけず親しくなってしまい、困惑するスーキーですが、その背後では彼女もあずかり知らぬ冷酷な計画が進んでいて、ふたりはそれぞれ大きな危険に巻き込まれることに。でもご安心くださ
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