はじめまして。高木晋哉です。 吉本興業のお笑いコンビ『ジョイマン』の、左右にステップを踏みながら「ありがとうオリゴ糖!」や「上半身ミシン!」や「普段着エリンギ!」などと韻を踏む方です。 なぜでしょう。僕の人生におけるバイブルを紹介してほしいと依頼を頂いたのですが、自分でもまず思い浮かんだ「なぜジョイマン高木なのか」というぼんやりした疑問に答えは出ないまま、パソコンに向かって目を閉じ、頭の中でわが半生を回想しながら時空旅行をしていると、何だか恥ずかしくなってきて、これはとんでもない依頼を受けてしまったのかもしれないと、今、思い始めています。 正直、誰かに胸を張ってお話しできるようなことは特に無いのですが、芸人に憧れを持った高校時代、ラップネタで世に出て、そして飽きられてからラップネタを続けるか否かの決断、お客さんが0人の暗黒時代……。どん底の時期にこそ、確かにバイブルがありました。振り返れば
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