関連キーワード データ分析 | 電子カルテ | 医療IT 日本では長らく医療情報の標準化の必要性が叫ばれていました。その声を受けて厚生労働省は「保健医療情報分野の標準規格」(以下、厚生労働省標準規格)を定め、病名や医薬品名、臨床検査項目名、データの形式、データの伝達方法などを整備して標準化を積極的に推進してきました。 厚生労働省標準規格を利用するメリットが大きいことは、医療関係者であれば誰もが理解しているはずです。にもかかわらず、いまだに電子カルテをはじめとする医療情報の連携は困難なままです。地域における情報共有ネットワークも地域ごとに構築する試みにとどまっています。 電子カルテの買い替えについても、旧システムから新システムへのデータ移行はスムーズにいかないことが珍しくないために、高いハードルがあります。電子カルテは20年以上前に誕生し、それ以来多くのベンダーが登場しましたが、各ベンダーが