1948年生まれのイアン・マキューアンと1954年生まれのカズオ・イシグロ。現代イギリス文学界を代表する作家による「AI」を主題にした作品が1月と3月に翻訳刊行されて話題を呼びました。 『恋するアダム』(村松潔訳 新潮社)と『クララとお日さま』(土屋政雄訳 早川書房)。本国で刊行されたのはそれぞれ2019年と2021年でマキューアン作品のほうが先に発表されていますが、2017年にノーベル文学賞を受賞したイシグロが受賞後第1作にあたる『クララとお日さま』を書き上げたのは2019年12月だったそうですから、同作が『恋するアダム』の影響を受けたとは考えられません。複数の作家がほぼ同時期に同テーマの作品を発表する現象は時々起きるのですが、現代文学における重要な作家ふたりによる今回のシンクロニシティは、「AI」がこれからを生きるわたしたちにとっての重要な課題だということを指し示しているのではないでし
伊藤 西部さんは出たわけじゃないと思うんだけどな。僕は西部氏とはずいぶん話し合ったんだよ。藤岡君があまり彼のことを好きじゃなかったから、追い出しかけたのを僕が引き止めて、公民の教科書を作らせたんです。 ――一方の小林よしのりさんはどうでしょう? 伊藤 小林さんはね、ずいぶん僕のことを好きになってくれたんだけど、彼がものすごく強い反米になっちゃったんだよね。それでだんだん離れていったのかな。彼を支えていたアシスタントの人が辞めていった影響もあったのかなあ。 ――そんな「つくる会」の中で、伊藤さんはどんな役割だったんですか。 伊藤 僕はああいう主張の強い人たちの中に挟まって、「まあ、みんな言ってることはそれぞれにもっともだと思うけれども、仲良くやらないと先へ進めないぞ」なんて、なるべく仲裁役を買って出たような記憶がありますね。それほど熱心にやったわけじゃなくて、くだらないことで喧嘩してるなあと
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