美術館は「不要不急」なのか? 日本博物館協会専務理事・半田昌之に聞く、ミュージアムの現状と課題3度目の緊急事態宣言が延長されるなか、美術館界では国立と都立でその再開をめぐり混乱が生じた。文化庁はミュージアムでの安全性を主張し、休館に合理性がないとする。いっぽうで都は人流抑制のために休館を要請したが、劇場など他の施設における対応との整合性がとれていない。こうした状況を踏まえ、ミュージアムをめぐる状況はいまどうなっているのかについて、公益財団法人日本博物館協会の専務理事・半田昌之に話を聞いた。 聞き手・文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 現場の声が届かない政策決定──今回の緊急事態宣言も、大方の予想通り延長されました。そのなかでも想定外だったのが、ミュージアムの再開をめぐる国と都の対立です。国は美術館・博物館を再開させようと発表までしましたが、都がこれにストップをかけた。かなりの混乱が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く