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ブックマーク / bijutsutecho.com (11)

  • いま、美術館のコレクションはどうあるべきか? 西洋美術館で「世界とつながるコレクション情報」が開催

    いま、美術館のコレクションはどうあるべきか? 西洋美術館で「世界とつながるコレクション情報」が開催第66回全国博物館大会「博物館からつながる」の分科会「世界とつながるコレクション情報」が11月29日、国立西洋美術館講堂で開催された。そこで語られた、日の美術館が抱えるコレクション情報公開の現実とは? いま、美術館のコレクションにスポットライトが当たっている。メトロポリタン美術館やシカゴ美術館など、海外の巨大美術館が自館のコレクションをパブリックドメイン(保護期間満了などによる公有化)として公開しはじめており、日では11月に愛知県美術館が同様の試みをスタートさせた。また、Googleのアート・プラットフォーム「Google Arts & Culture」では国内外多数の美術館がコレクションを公開し、アクセシビリティを高めている。 メトロポリタン美術館のウェブサイトより そんななか、美術館の

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    benedicta
    benedicta 2021/10/11
  • 被災した川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定。取り壊し時期は未定

    2019年10月に発生した「令和元年東日台風」によって9つの収蔵庫が浸水、現在も休館が続いている川崎市市民ミュージアム。被災リスクや修繕コストなどの観点から現在の施設での継続は困難とされていた同館だが、その取り壊しが正式に決定した。 川崎市市民ミュージアムは1988年11月に開館。建築は江戸東京博物館や九州国立博物館も手がけた菊竹清訓によるもので、博物館と美術館の複合文化施設として考古、歴史、民俗からポスター、写真、マンガまで多様な展示を開催してきた。 市の担当者によれば、8月30日に開催された川崎市議会文教委員会で取り壊しを正式に発表。取り壊しの時期は未定となっている。 川崎市は「市民ミュージアムあり方検討部会」を設置して新たな施設のための検討を行い、8月30日には市民ミュージアムの「新たな博物館、美術館に関する基的な考え方(案)」を発表。新施設は2022年度中を目安に「基構想」を

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    benedicta 2021/09/15
  • 美術館は「不要不急」なのか? 日本博物館協会専務理事・半田昌之に聞く、ミュージアムの現状と課題

    美術館は「不要不急」なのか? 日博物館協会専務理事・半田昌之に聞く、ミュージアムの現状と課題3度目の緊急事態宣言が延長されるなか、美術館界では国立と都立でその再開をめぐり混乱が生じた。文化庁はミュージアムでの安全性を主張し、休館に合理性がないとする。いっぽうで都は人流抑制のために休館を要請したが、劇場など他の施設における対応との整合性がとれていない。こうした状況を踏まえ、ミュージアムをめぐる状況はいまどうなっているのかについて、公益財団法人日博物館協会の専務理事・半田昌之に話を聞いた。 聞き手・文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 現場の声が届かない政策決定──今回の緊急事態宣言も、大方の予想通り延長されました。そのなかでも想定外だったのが、ミュージアムの再開をめぐる国と都の対立です。国は美術館・博物館を再開させようと発表までしましたが、都がこれにストップをかけた。かなりの混乱が

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    benedicta 2021/05/18
  • 「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」美術館連絡協議会と読売新聞オンラインが企画したウェブサイト「美術館女子」がSNS上で大きな批判に晒されている。この企画の問題点を、有識者のコメントとともに分析する。 美術館連絡協議会(以下、美連協)と読売新聞オンラインによる新企画「美術館女子」が、開始早々SNS上で大きな批判に晒されている。 企画は、「読売新聞で『月刊チーム8』を連載中のAKB48 チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」(公式サイトより)というもの。その第1弾では、小栗有以が東京都現代美術館を訪れる様子を画像メインで伝えている。 この企画に対し、6月12日の公開後の週末、SNS上では批判の声が相次いだ。指摘されている主な問題は、「〇〇女子」という言葉に含まれるジェンダーバランスへの意識

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」
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    benedicta 2020/06/17
  • シリーズ:これからの美術館を考える(4) 「学芸員」という概念を解体しよう

    シリーズ:これからの美術館を考える(4) 「学芸員」という概念を解体しよう5月下旬に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想を発端に、いま、美術館のあり方をめぐる議論が活発化している。そこで美術手帖では、「これからの日の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探る。シリーズ第4回は、東京国立近代美術館や国外の美術館で数々の展覧会を手がけてきた同館主任研究員の保坂健二朗。 文=保坂健二朗 「学芸員」はオールラウンドプレイヤーか? ここでリーディング・ミュージアム構想の是非はあえて問わない。正直なところ私は、あれを読んでむしろ、外部の門外漢があのような意見を言いたくなるような雰囲気を日の美術館が持ってしまっているということなんだと、そしてそのような雰囲気が生まれることを許してきた体制について、自分も含めて関係者は皆、反省すべきだと感

    シリーズ:これからの美術館を考える(4) 「学芸員」という概念を解体しよう
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    benedicta 2019/12/31
    “レジストラー:美術館にコレクションとして存在する、あるいは美術館に出入りする作品の管理に関わる人。「出入りする作品」には、自館のコレクションだけでなく、外から借用する作品も含まれる。 ”
  • 「文化庁アートプラットフォーム事業」メンバーからも撤回求める声。文化庁の補助金不交付決定で

    文化庁アートプラットフォーム事業」メンバーからも撤回求める声。文化庁の補助金不交付決定で文化庁があいちトリエンナーレ2019に対して補助金全額を不交付とした問題で、同庁が取り組む「アートプラットフォーム事業」のメンバーからも、撤回を求める声明文が出たことがわかった。 文化庁のあいちトリエンナーレ2019に対する補助金不交付決定が、内部でも歪みを生み出している。 文化庁は2018年度から、「日における現代美術の持続的発展を目指し、現代美術関係者の意見を幅広く集約し、日人および日で活動する作家の国際的な評価を高めていくための取り組みなどを推進する」として、「文化庁アートプラットフォーム事業」(以下、プラットフォーム事業)をスタート。この事業に関わる美術関係者のうち13名が「有志」として、補助金不交付決定の撤回を求める意見書を出したのだ。 有志として名を連ねるのは、植松由佳、大舘奈津子、

    「文化庁アートプラットフォーム事業」メンバーからも撤回求める声。文化庁の補助金不交付決定で
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    benedicta 2019/10/01
  • 2つの原爆資料館、その「展示」が伝えるもの。小田原のどか評「広島平和記念資料館」

    2つの原爆資料館、その「展示」が伝えるもの。小田原のどか評「広島平和記念資料館」2019年4月、広島平和記念資料館で1955年の開館以来3度目となる展示リニューアルが行われた。「実物資料で表現すること」などを展示方針に掲げたこのリニューアルでは何が変わり、何をもたらしたのか? もうひとつの資料館である長崎原爆資料館における加害展示論争とともに論じ、彫刻家・彫刻史家の小田原のどかが、いまだ見ぬ「国立の戦争博物館」における展示の未来について問う。 文=小田原のどか 被ばく者なき後に 2019年4月、広島平和記念資料館の全面改修が完了し、1955年の同館開館以来3度目となる展示リニューアルが行われた。これに際し広島では、2010年から有識者を交えた検討会議が25回開かれ、どのような展示がつくられるべきかの議論が重ねられていた。ここでの主眼は「被ばく体験を次世代にわかりやすく伝えること」にあった(

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    benedicta 2019/08/02
  • 新五千円札・津田梅子の肖像画をめぐって。画家・諏訪敦が語る「なぜ、人物像を反転してはならないのか」

    新五千円札・津田梅子の肖像画をめぐって。画家・諏訪敦が語る「なぜ、人物像を反転してはならないのか」日銀行券と五百円貨幣のデザインが、2024年度上半期に刷新される。発行に先駆け今年4月9日に新デザインが発表されたが、その後、新五千円札に使用された津田梅子の肖像画が反転していることがSNSや主要メディアによって指摘されている。この件について、数多くの肖像画を手がけてきた画家・諏訪敦に話を聞いた。 日銀行券のデザインが、2024年度上半期に刷新される。今年4月9日には千円から一万円までの各紙幣、五百円貨幣の新デザインが発表されたが、「新五千円札に使用された津田梅子の肖像画が反転しているのではないか」との声がSNSや主要メディアから上がっている。 この指摘に対し、菅義偉官房長官は16日の記者会見で、「(紙幣デザインは)様々な写真を収集し、それらを参考に国立印刷局の工芸官が彫刻を行って原案を作

    新五千円札・津田梅子の肖像画をめぐって。画家・諏訪敦が語る「なぜ、人物像を反転してはならないのか」
    benedicta
    benedicta 2019/04/27
  • シリーズ:これからの美術館を考える(10) 日本の美術館はコレクション情報をどう扱っていくべきか

    シリーズ:これからの美術館を考える(10) 日の美術館はコレクション情報をどう扱っていくべきか昨年5月に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想。これを発端に美術手帖では「これからの日の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探るシリーズを掲載してきた。第10回は、国立西洋美術館で学芸課情報資料室長を務める川口雅子が、美術館の根幹を成すコレクション情報の重要性と、その未来について提言する。 文=川口雅子 美術館コレクション情報のあるべき姿とは? 美術品の価値はどうすれば高まるのか。アート市場活性化の議論のなかで投げかけられてきた問いだ。その答えを探るなかで情報の担う役割がにわかに脚光を浴び、すでに国レベルの取り組みも一部始まっている。たとえその発端が美術のもたらす経済波及効果への期待感にあったにせよ、情報というものが美術館の未来

    シリーズ:これからの美術館を考える(10) 日本の美術館はコレクション情報をどう扱っていくべきか
  • シリーズ:これからの美術館を考える(5) 美術館の現場にみる雇用と批評の問題

    シリーズ:これからの美術館を考える(5) 美術館の現場にみる雇用と批評の問題5月下旬に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想を発端に、いま、美術館のあり方をめぐる議論が活発化している。そこで美術手帖では、「これからの日の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探る。第5回は東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻で教鞭を執る住友文彦。 文=住友文彦 アメリカを代表する美術館であるグッゲンハイム美術館 (C) Pixabay はじめに「リーディングミュージアム」の言葉を聞いたとき、どうも奇妙な感じをおぼえた。そもそも「墓場」として考えられている「ミュージアム」に前のめりな言葉を合体させたちぐはぐさだろうか。美術館の収蔵庫は紛れもなく墓場であり、調査や展覧会の企画もいわば喪の仕事に等しい。そうした学芸員の仕事の実感

    シリーズ:これからの美術館を考える(5) 美術館の現場にみる雇用と批評の問題
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    benedicta 2018/09/14
  • 渋谷に『AKIRA』の新アートウォールが出現。PARCO建て替え工事に伴うプロジェクト

    渋谷に『AKIRA』の新アートウォールが出現。PARCO建て替え工事に伴うプロジェクト現在、建替え工事中の渋谷PARCO。この工事仮囲いに大友克洋の『AKIRA(アキラ)』の世界観を表現したアートウォールの第2弾が登場する。設置期間は5月16日から。 お披露目されたアートウォール パルコは、建替えのため一時休業中の渋谷PARCOの工事仮囲いを2017年10月から「アートウォール」として展開。日を代表するマンガ家・映画監督である大友克洋の代表作『AKIRA(アキラ)』を、コラージュアーティストの河村康輔と共同で再構築した作品で、通行者の目を楽しませてきた。 このアートウォールが5月16日から新たな構成で登場。同じく『AKIRA(アキラ)』をテーマに「第2章」として切り替え、「渋谷がアート・カルチャーの発火点であることを世界に向けて発信していく」という。なお、今後2019年秋のオープンまで、

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    benedicta 2018/05/14
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