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ブックマーク / book.asahi.com (3)

  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

    「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂
    benedicta
    benedicta 2020/09/10
  • 変化、託された「令和」 米ハーバード大、ゴードン教授に聞く|好書好日

    の新しい元号が「令和」に決まった。米国における日研究の第一人者である米ハーバード大のアンドルー・ゴードン教授(日近代史)にどのように受け止めたかを聞いた。 平成のイメージ・国のあり方…透ける首相の思い ボストンの自宅のテレビで日の衛星放送にチャンネルを合わせ、菅義偉官房長官の発表を見ていた。「令和」という字を目の当たりにして、「令」が「命令」の字を用いていることに違和感を覚えた。だがすぐに、万葉集で使われている「令」には異なる意味があると知った。人々はすぐに慣れるだろう。 私は新元号について、昨秋ごろから「変化(change)」を意味するものになると予想していた。 振り返ると、平成はバブル崩壊やオウム真理教によるテロ事件、そして東日大震災があった。明るい話題もあったが、多くの国民は平成に対して「暗い」イメージを持っているだろう。 そのようなイメージを一新したいという思いを安倍晋

    変化、託された「令和」 米ハーバード大、ゴードン教授に聞く|好書好日
    benedicta
    benedicta 2019/04/07
  • 「私たちはなぜ税金を納めるのか」書評 税制の歴史から国家を考える|好書好日

    私たちはなぜ税金を納めるのか 租税の経済思想史 (新潮選書) 著者:諸富 徹 出版社:新潮社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史 [著]諸富徹 日の税収は経済規模に比べて小さく、先進国最小の政府だ。そして日は最も増税できない国である。消費税率5%は先進国で際だって低い。世界最速で高齢化が進み、社会保障費を一番必要とするこの国で、増税はなぜこれほど避けられてきたのか。 欧州では、国家は王のものでなく、市民によって担われるべきだという文脈で税が生まれた。米国の所得税も下からの運動が始まりだ。一方、明治期に政府が欧米税制を輸入した日の税は、市民にとって「仕方なく応じるもの」にすぎなかった。当然、みずから国家を創るために必要な財源を担おうという感覚は育たない。増税は常に市民の「負担」だったのである。 それでも戦後財政が維持できたのは右肩上がり経

    「私たちはなぜ税金を納めるのか」書評 税制の歴史から国家を考える|好書好日
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