February 5, 2018 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper 1950年代、戦後の日本で光学機器を次々と世に発表した工業デザイナーの秋岡芳夫。彼が結成したデザイン事務所〈KAK〉の仕事を紹介する展示が〈目黒区美術館〉で開催されます。 秋岡芳夫は1950年代、日本のデザイン黎明期にラジオキャビネット、カメラ、照度計など、光学機器の名品を次々と世に送り出したプロダクトデザイナー。工業品を多く制作しながらも、自らは高度経済成長期の大量生産、大量消費に疑問を投げかけ、作る者・売る者・使う者のより良い関係を目指した "モノ・モノ運動" を主催し、岩手県大野村、北海道置戸町などの過疎地で地元の木を使った町おこしを成功させるなど、単なるデザイナーの範疇を超え、広い領域で活躍した。 〈目黒区美術館〉では、秋岡が1953年に河潤之助、金子至ととも