はじめに 前回の記事は意外と好評をいただいたようです。1人でも多くの人の読んでいただきたいと思って無料公開記事にしているのですが、サポートとして買い上げいただいた方も何人もいらっしゃいました。厚く御礼申し上げます。 今回は、前回の記事で書き足りなかったことを多少補足したいと思います。補足ですので前回よりは簡潔になりますが、ご承知おき下さい。 1 内閣制度のことが書いてありませんが・・・? 『日本国紀』の明治時代の部分では、1889年に大日本帝国憲法が発布され翌年に帝国議会が始まったことについては当然、説明しています。 ところが、これより前に行われた、もう一つの重要な政治体制改革については、まったく触れていません。歴史の本としてはあり得ないミスです。 それは何かというと、内閣制度の創設です(1885年)。 日本の初代の内閣総理大臣は、伊藤博文です。これは結構知られていることですが、『日本国紀
![(続)百田尚樹『日本国紀』が書けなかった日本近代史の真実とは?|弁護士ほり](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/239bf5fef78d1cd7aa1d79a3fdd85d114e950121/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F11884006%2Frectangle_large_type_2_98eb8bd20da1800436cc20f1de1693d1.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)