愛知県田原市図書館 館長。同志社大学卒、SEや京都府立図書館での勤務を経て2018年から田原市中央図書館に勤務。毎日新聞東海ワイド面に2019年4月から翌年3月にかけて連載していたコラム「是住久美子の図書館これくしょん」の続編などをこちらで投稿します。
人はなぜ、ってその主語のデカさはなんだという話ですが、司書科目として「図書館情報資源概論」をなぜ学ぶのか、何を学ぶのか、それはどういう意味を持つのか、ということを考えてまとめたものです。 ●”情報資源”への覚悟 そもそも「図書館情報資源概論」で学ぶのであろう”図書館情報資源”とは何なのか、からですが、これは一応、文部科学省さんが出してる各科目の概説を見ると、こういうことがちゃんと書いてあるわけです。 ----------------------------------------------------- 「図書館情報資源概論」 「印刷資料・非印刷資料・電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源について、類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存、図書館業務に必要な情報資源に関する知識等の基本を解説する」 -----------------------------------
図書館法施行規則に定められる司書資格取得に必要な最低単位数は24単位です。一方で、本学は図書館司書コースで32単位を求めています。また、学校図書館司書教諭講習規程に定められる学校図書館司書教諭資格取得に必要な最低単位数は10単位ですが、本学は学校図書館司書教諭コースで16単位を求めています。日本の大学に置かれる司書課程の中で、本学は最も多くの単位を求めているグループに入ります。これは、カリキュラムの充実を意味するでしょう。 大学の学修は一般に、概論→各論→演習の流れで学んでいく原則になっています。各科目に付けられているナンバリングにも注目してください。立教大学の科目ナンバリングで言うと、概論科目は1000番台になっています。各論科目は2000番台、演習科目は3000番台、総まとめにあたる「図書館実習」と「図書館総合演習」は4000番台です。講座科目のナンバリングについては『学校社会教育講座
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