10月4日、オーストリアで「QRコード付き墓石」の開発が進められている。写真は9月撮影(2012年 ロイター/Leonhard Foeger) [ウィーン 4日 ロイター] オーストリアで「QRコード付き墓石」の開発が進められており、デジタルテクノロジーの進化が同国の墓地に新風を吹かせようとしている。 墓石にQRコードを彫り込むプロジェクトは、オーストリアの葬儀会社Aspetosが進めてきたもので、スマートフォンなどに搭載されているスキャナーがあれば、故人の写真や歴史にアクセスすることができる。同社では現在、墓石に砂を吹き付けてQRコードを直接刻み込む技術のテスト中だという。 同プロジェクトに5年間携わってきたJoerg Bauerさんは、「富裕層や有名人でなくても、誰でもその人の生きた証を後世に残すことができるようになる」と語る。価格は今のところ未定だが、誰でも買えるような低価格での提供